日々の様子

【海山eco】鶴見川 6月5日

海山eco 2021.06.11

今回は、海山ecoの第2回目で鶴見川に行きました。

前回と場所が変わっているので、周辺に住んでいる生き物やゴミなどの問題の状況も変わっています。

まず着いてから、前回活動した早渕川と今回活動する鶴見川の合流地点を見に行きました。

本流である鶴見川のほうが川幅が広く、深さもあります。

今回活動した地点は、河口から9kmくらいで、潮の満ち引きの影響を受ける場所だったので、川下から川上へ水が流れていました。

また、潮の満ち引きに伴って川の水位も変化します。

対岸の木の葉の一番下の高さが水の上がってこないラインのようです。植物も環境に合わせて変化していることを感じました。

普段、何気なく見ている川沿いの草にもさまざまな背景があります。

川の周りにある草もただの雑草ではなく、川を管理している団体の方が何年も整備をして、やっと今の状態になりました。

合流地点を見た後は、ゴミ拾いが始まりました。

周辺の河原はBBQで利用する人が多く、それに伴ってゴミもBBQ関係の物が多かったです。

子1「土に埋まっていて取れない…」

子2「これ(先程拾ったゴミ)使ったら取れるんじゃない?」

子1「あ!やっと取れた!」

ゴミ拾いの中にも工夫する姿が見られました。

ゆっくりと進みながら、たくさんのゴミを拾うことが出来ました。

次は、川の生き物探しです。

川には、ハゼやボラ、海からはスズキが上がってきていて、観察することが出来ました。

スズキは海の水が入ってきている地点だからこそ見られる魚です。

次にカニを探しました。

今回、散策した一帯はベンケイガニの巣が多くあります。

穴の中には大きなカニがたくさんいます。木の枝を差し込み、頑張って捕まえます。

こんなにたくさん捕まえることが出来ました。

カニの他にもエビやハグロトンボのヤゴも捕まえることが出来ました。

その後、捕まえた生き物について説明を聞きました。

前回捕まえた生き物とは違う生き物を多く見つけることが出来ました。

場所が変われば環境が変わる。それによって棲める生き物も変わることを学びました。

川での活動は終わり。

みんなでご飯を食べ、そこから川辺で遊びました。

子ども達にとってはこの時間が一番楽しい時間だったのかもしれません(笑)

芝生の上を転がり回り遊びました。

遊びがひと段落したら電車に乗って帰りました。

もあなのいえに着いてから振り返りをしました。

1、今日あったゴミの様子

2、前回との違い

3、なぜそれは違うのか

という3点について考えました。

1、今日あったゴミの様子

タバコや空き缶が多くみられました。他には花火や蚊取り線香、テントに使うペグなどBBQに関連すると思われるゴミも回収しました。

2、前回との違い

古いゴミと新しいゴミが混ざっているという意見が多くみられました。

捨てられてから時間が経っている物が多かった前回に比べ、今回は住宅地が近くにあるということもあり、捨てられてから日が経ってないファストフード系のゴミも混ざっていることは子ども達も感じたようです。

3、なぜ前回と違うのか

川上からゴミが流れてきているからという意見に加え、海から戻ってきているという意見もありました。

塩の満ち引きも視野に入れて意見をまとめることが出来ました。

今回の全体のまとめとしては「BBQのゴミが多かった」になりました。

やはりゴミ拾いをした子どもたちにとって、BBQをやっている人たちが捨ててしまっているというのは深く印象に残ったようです。

次回は海での活動になります。

川とはまた違った環境での活動になるので、これまでの活動での学びを踏まえて、たくさんの発見ができることを楽しみにしています。

ライトマン