日々の様子

【もあなのいえ】Universal View『ろ過装置を作ってみよう』

もあなのいえ 2024.05.28

今年度1回目のUniversal Viewの活動を行いました。

Universal Viewは身近にある自然や生き物などを題材に、実験などを通して『いつもとは違う視点から見てみる』を体験するプログラムです。

今回はろ過装置作りに挑戦してみます。

 

まず、ろ過の話をする前に『水の循環』と『山の保水力』についての紹介をしました。

川などの水の多くは山からやってきます。山から出る湧き水は、もとは降った雨や雪が土や砂利などによってろ過されたもので、しみ出た水はとても綺麗です。

 

また、ろ過の過程では山の土は水を含んでいる状態であり、山は『緑のダム』とも呼ばれています。そんな話を導入にして、今回実施するろ過装置作りを頭の中にイメージしてから製作を始めました。

ろ過装置は持参したペットボトルを容器にし、中身は緑道にある自然物のみで作成します。また、ろ過する水は緑道の泥水です。

 

「ペットボトルの中を山の地面みたいにすればいいんだよね!」と子ども達は意気込んで作成を始めました。

 

「まずは土を入れたらいいと思う!」

「はじめに汚れを取る層は葉っぱがいいんじゃない?」

「小さい砂をたくさん入れると泥じゃなくなるかも!」

 

チームで意見を出し合いながらろ過装置の試作品を作っていきます。

 

そして、あるチームが試作品第1号を完成させました。

ろ過装置を試す際には他のチームの子たちも集まって見守ります。

 

泥水を注ぐと・・・

 

ろ過されずに泥水が出てきました(笑)

子ども達も「えーーーー!?なんでーーーーー!!」と上手くいかない理由が分からないようです。

 

その後も試行錯誤を繰り返しますが、なかなかうまくいかない子ども達。

チーム内で相談しながら作り、泥水を流し、失敗しという行程を繰り返しました。

 

そんな中、てっちん(スタッフ)が作ったろ過装置を試してみたところ、なんと透明な水が!

何度も挑戦していた子ども達は『本当に透明になるのだろうか?』と半信半疑でしたが、実際に目の前で泥水が透明になるところを見たことで、「上手にやればできるかも!」という期待に変わったようです。

▽「さっきより薄くなった!あとちょっとでできるかも」

 

そこからも何度も挑戦しましたが、ここで時間になってしまい、どのチームもろ過で透明な水にすることはできませんでした。

どうやって透明にするのかという理屈は分かっているので、あとはそれをどのように再現できるかというところまではいっていたのですが、なかなかうまくいきませんでした。

子ども達も上手に完成させられず悔しかったようです。

 

ですが、山が『緑のダム』と呼ばれる理由を今回の体験を通して理解できました。

 

今回はろ過装置を作成してみる中で、チームごとの工夫がたくさん見られました。

ろ過装置を作るうえで上手にろ過させるためには、土や砂利などの層を適切な順番で並べる必要があります。子ども達はそれは分かっているようだったので、頭でイメージしているものをどうやって再現するのかというところが、今回の一番難しかった部分のようですね。

また機会があればろ過装置の成功に向けてチャレンジしてみたいと思います!

 

ライトマン

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