【もあなのいえ】Universal View『顕微鏡で見てみよう』
今回のUniversal Viewは『顕微鏡で見てみよう』をテーマに活動を行いました。
昨年度も顕微鏡を使った観察は行ったのでやったことがある子も中には少しいますが、多くの子は初めて顕微鏡を使います。
まず初めに顕微鏡がどういったものなのかの説明をしました。
顕微鏡は小さなものを大きく見ることができる道具で、その倍率によっては肉眼では見ることができないようなものも見ることができます。(性能の良い電子顕微鏡では『原子』も見ることができるそうです!)
もあなのいえにある顕微鏡は最大400倍まで見ることができる顕微鏡です。
そんな道具を使って小さな世界を探検してみます!
まず、小さなものが大きく見えることを体験してもらうためにクイズを行いました。
もあなのいえにあるものを拡大し、それが何なのかを当てるというものです。
写真を見るなり「えー?こんなのもあなのいえにないよ…」と子ども達。
拡大してみてみるとなかなか分かりにくいものです。
▽これが何だか分かりますか??(回答は下にあります!)
▽それが何なのかが分かった子は手を挙げて回答席へ。
▽思いついた回答は回答席でスタッフの耳元にこっそりと伝えます。
先ほどの写真の正解は『モクロック』というブロックでした。
普段から使っているものでも、見る角度や大きさが違うと見当もつかないものになってしまうようです。
他にも洗濯ばさみやペットボトルのキャップなどを出題し、色や形などからそれが何なのかを想像して楽しみました!
そして、ここからは実際に観察を行っていきます。
今回は緑道で採取した土を観察してみます。
顕微鏡は全員分ないので子どもは虫眼鏡で観察し、気になったものがあれば顕微鏡で観察するという流れで進めました。
「ただの土だし何もいないじゃん」とあまり乗り気ではない子ども達。
でも何かいるかもしれないからというスタッフからの言葉を受けて、半信半疑で探し始めました。
肉眼で動くものを探してみたり…
虫眼鏡を使ってジーっと見てみたり…
指でつんつんして土を混ぜてみたりしながら探してみました。
すると、そこには小さな生き物がたくさんおり、小さなミミズやダンゴムシの幼生、ダニなどをたくさん見つけることができました。
子ども達は「うぉぉーー!!マジでいた!!!!」と大喜び!
まだいるのではないかという期待から、ひたすらに土の中を捜索するのでした。
集中して観察を続けることであっという間に時間が過ぎ、こうして今回のUniversal Viewの活動が終わりました。
一見、何もいない土に見えていましたが、そこには小さな生き物をたくさん見つけることができました。
言葉では知っている『微生物』なんていうものも少しは理解できたのではないかと思います。
子ども達は目に見えない生き物たちが土を肥やし、環境をより良くするのに役立ってくれていることも感じられたと思います。
目に見えないほど小さいものや、一目で見ることができない大きなものなどがあり、今の自分の目に見えるものがすべてではありません。
様々なものを多角的に見てみられるようになれば、今とは違った世界が見えるかもしれないですね!
ライトマン