【もあなブッシュクラフトキッズ】『ナイフワークと救急法』7月20日

今回はもあなブッシュクラフトキッズの2回目です。

『ナイフワークと救急法』をテーマに活動を行いました。

次回の焚火などにも必須スキルになるナイフワーク、万が一怪我があった際に使える救急法はブッシュクラフトの中でも不可欠なスキルとなります。

 

【救急法】

今回は野外活動の中で起こり得る怪我を想定して、子ども達も体験する可能性のある怪我をテーマに基本的な内容を学びました。

まず、はじめに子ども達がこれまでに経験したことのある怪我を箇条書きにしてみました。

 

「転んでひざを擦りむいたことがある」

「公園で遊んでて打撲した」

「友達が骨折したの見たことあるよ」

 

その後、挙げられた怪我を例にどのように対応したらいいのかについての話を聞きました。

その中では止血等の『やった方が良いこと』以外に『やってはいけないこと』があることを知りました。子ども達には「病名を決めたりとか、傷口を開くみたいなお医者さんがやることはやってはいけないよ」というように伝えると「たしかに専門的なこととか分かんないもんね」と納得した様子でした。

 

次にもあなのいえで使用している救急セットの中を覗いてみました。

子ども達にとっては馴染みのある救急セットの袋ですが、絆創膏などが必要な時はスタッフが必要な分を取り出して子ども達にあげるので、実際に全ての中身を見たことのある子はほとんどいないと思います。

 

絆創膏やガーゼ、包帯などはもちろん、エマージェンシーシート（低体温等での保温に使用）、ティースキーパー（怪我で抜けた歯の保存液）など普段の子ども達の活動の中ではあまり登場しないものも入っています。

「これなに？これは？こっちはなに？じゃあこれどうやって使うの？」と質問が次から次へと飛んできます。

 

使用する怪我の例などを交えて使い方のレクチャーをしました。

 

基本的な対応について知ったら、次に止血の仕方について学びます。

今回の止血では『直接圧迫止血法』を子ども達に知ってもらうために、まずはどれくらいの圧迫度合いなのかを体験してもらいました。

▽「こんなに強く握るんだね。ちょっと痛いかも…(笑)」と圧迫する強さを自身の身体で感じました。

 

基本的な内容について学んだあとは、それを実践してみます。

緑道で仲間が負傷したことを想定して、実際に救急手当をやってきます。

 

今回想定したケースは『腕に枝が刺さってしまった』というものです。

突如始まる手当が必要な状況に「早くやらないと！」と動き始める子と「どうしたらいいんだろう…」と困惑する子。

子ども達どうして相談しながら救急セットの中身を駆使し、対応の練習をしました。

▽テープを使って怪我の箇所を作っています。

▽「急いで止血しないと！」

▽「なに入ってたんだっけ？」「これとか使えるんじゃない？」

子ども達が納得のいく手当ができたら、この手当の振り返りをしました。

室内で学んだことをしっかりとできたのか、良かった点、良くなかった点などを全員で共有し、実際に怪我が起こった際にへの準備ができました。

 

【ナイフワーク】

昼食を食べた後にはナイフワークを行いました。

まず初めにナイフの種類の確認から始めました。

ナイフの種類は用途によって多種多様なものがあります。

どのような場面でどんなナイフを使うのかの説明を受けます。

「ナイフってこんなにたくさんあるの！？」と子ども達は目の前のたくさんのナイフに大興奮です！（※今回のレクチャー用にほっしーの私物のナイフを持ってきてくれました。）

▽同じようなナイフでも刃の厚みによってできることが変わったりもするのです。

 

そしてここからはナイフの使い方を学びます。

正しく使えば楽しく便利に使うことができますが、誤った使い方をすると大けがに繋がります。

誤った使い方と安全なナイフの使い方を真剣に聞いています。

 

そして、実際に木を削る時間です

ナイフの角度によって削れる量が変わるので、その変化を調整しながら思い思いに木を削ってみました。

黙々と作業を進める子ども達。

あっという間に時間が過ぎていってしまいました。

 

【まとめ】

あっという間に終わってしまった2回目のもあなブッシュクラフトキッズ。

救急法が自分でできること、ナイフを扱えるようになったことで少しずつブッシュクラフトらしくなってきました。また、次回の焚火にも使える技術も身に着けることができました。

自由に木が削れたり、ロープを使って遊ぶことができると、野外での活動もより楽しくなりますね！

 

次回の活動もお楽しみに！

 

ライトマン

 

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