【スノーケルキャンプ2024】in城ヶ島
今年度も昨年度に引き続き「スノーケルキャンプ」を開催しました。
本来であれば、1泊2日宿泊の予定でしたが8月8日に発生した南海トラフ地震の余震を考慮し、日帰りの活動に変更し実施しました。
スノーケルキャンプとは、三浦半島の先端にある城ヶ島でスノーケルを使って海遊びを楽しむ活動です。
スノーケルの基本的な使い方を学び非日常的な空間である海中を観察します。
城ヶ島は波が穏やかな入江に位置し、相模湾、東京湾、黒潮の潮流がまじりあう場所です。このため、多様な魚が生息しておりスノーケルに最適のスポットです。
さて、今年度のスノーケルキャンプの活動をご紹介します!
今回のスノーケルキャンプに参加してくれたのは日頃から法人の活動に参加し、海に慣れた3人の子ども達です。
皆、スノーケル経験があるため海での活動を存分に楽しめそうな予感がプンプンします!
まずは、拠点に到着し昼食タイムです。
「お腹が減っては海では遊べない!」と言わんばかりにお弁当をモリモリ食べていました。
昼食後、ライフジャケットやスノーケル、マスクを装着して海で活動ができる準備をします。
子ども達はスノーケル、マスクを着けると陸地でもなかなか外すことなく過ごしていました。
陸地では息がしずらく、視野が制限されるため不便ですが、それでも外さない姿が印象的でした(笑)
活動の前に3人で息を合わせて準備体操を行い、いよいよ海へ出発です!
活動地に移動し、スタッフのほっしーからスノーケルマスクの付け方や海での注意点を再確認します。
これらはスノーケルの活動を行う上でとても大切なポイントなので子ども達も真剣に話を聞いていました。
スノーケルは口に付けたままですが(笑)
スノーケルマスクと心の準備が整ったら、いよいよ海に入ります。
「おぉぉぉぉぉぉ!」と海からこもった声が聞こえました。
ちなみに、海の中はこんな感じです!海の透明度は抜群で子ども達が叫ぶのも納得です。
カメラ越しではなかなか魚の姿は見えませんが、マスク越しでははっきりと見えてました
そして大人でも足がつかない深さなので、それもまた魅力的な環境だったのではないでしょうか。
前職で海のガイドをしていたスタッフのほっしーが海の中を自在に動き回り珍しいものを沢山探してきてくれました!
最初に捕まえた生き物は、鮮やかなオレンジ色のヒトデ。
海の上に顔を出して3人で観察します。
振り返りの時にヒトデを触った感想を聞いてみると
「こんにゃくみたいな感じだと思ってたけど、思っていたより硬く、ざらざらしていて想像と違った!」と話していました!実際に触ったことで、新たな発見があったようです。
中々逃がすことができず海の中でもじっくり観察していました。
ほっしーに続いて、子ども達も何かを見つけようと試みますが、安全のためのライフジャケットを着用しているので中々潜ることはできません。
それでも、手の届く岩場で「タカラ貝」をGETすることができました!
その後、ほっしーが「ムカデミノウミウシ」(活動の振り返りの時に図鑑で調べ似ているウミウシでした。)に似たウミウシを発見。
子ども達は、海の中で頭を寄せ合って観察します!
また岩場の近くで、鮮やかな魚を観察することができました!
大きなサザエも捕まえることができましたが漁業権の関係で持って帰ることができません!泣く泣く海へ逃がしていました。
さらに、ほっしーが珍しい生き物を見つけてくれました。この岩場には、ある生き物がサンゴに擬態しています!
正解は、「カエルアンコウ」という魚でした。
図鑑では見たことある物の実際に出会うことは初めてなようで、サンゴ礁を細かく探していました。
大人の身長より深い場所での活動はここまで。
活動中に海の中に潜りたそうにしている子ども達を見てライフジャケットを外し安全に遊ぶことができる浅瀬で活動を行いました。
すると、海の中を自由に泳ぎ回る子ども達!
「スノーケルクリア(スノーケル内に水が入ってきた時に息の押し出す力を使って水を外に噴き出す方法)」もスタッフから伝えることなく自然と出来ていました!
浅瀬でも生き物探しをしていると岩の隙間に大物を発見!
「伊勢海老いた!!!!」大興奮でスタッフに教えてくれました。
そして、恐る恐る捕まえてみることに…。
「捕まえた~!!」
捕まえた伊勢海老は抜け殻ではありましたが、海の中で見つけたこと自体がインパクト大で、良い思い出になったことでしょう!
海の中に入っていると、生き物や珍しいものに夢中になりあっという間に活動時間が過ぎてしました。
「疲れたけど、もう少し遊びたかったなぁ~」と子ども達からありましたがスタッフのてっちんも同じ気持ちで海を惜しみながら、活動を終えました。
施設に戻り、活動の振り返りと活動で見つけた生き物を図鑑で調べることをしました!
「ほっしーが見つけたウミウシはムカデウミウシみたいだね!」
「僕はウツボも見つけたよ!」「大きな貝もいたね!」「図鑑を見てみると色々な種類がいて見分けがしずらいね!」など
海の中で見つけた生き物と図鑑を照らし合わせ活動の共有をしました。
また、スタッフから「大人の背より深い場所で足がつかないスノーケルだったけどやってみてどうだった?!」
子どもA「ライフジャケットが邪魔して潜れなかった!」
子どもB「いろんな魚が見えて興奮した!」
子どもC「足がつかないからちょっと怖かったけど、泳ぎだしたら気にならなくなって楽しかった!」
スタッフ「てっちんは水の中にいたけどなんか空を飛んでいるみたいで新鮮な感じだったよね!?」
と話をしてみましたが、子ども達からは「ふ~ん…。」と共感は得られませんでした(笑)
今年度のスノーケルキャンプは、地震の影響で日帰りでの活動となってしまいましたが、参加した子ども達は透明度の高い海で自由に泳ぎ、様々な海の生き物を観察、触れ合いながら活動を満喫しました。ウミウシやカエルアンコウなど、普段見ることができない生き物を観察し、自然との触れ合いを通じて多くの学びや発見があり充実した活動だったのではないでしょうか。
てっちん
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