日々の様子

【もあなブッシュクラフトキッズ】『3種類の火の付け方を知ろう』9月7日

ブッシュクラフト 2024.10.01

今回はもあなブッシュクラフトキッズの3回目。

『焚火』をテーマに活動を行いました。

このブッシュクラフトキッズは活動の内容が積み重なるように構成されているので、前回のナイフワークの内容を応用させながら焚火の練習をし、今回焚火ができるようになると次回の野外調理が簡単にできるようになります。

 

さて、今回の焚火では『3種類の火のつけ方を知ろう』を目標に活動を進めていきます。

 

【火のつけ方 その1】

1つ目はマッチと新聞紙を使って火をつけました。

簡単と思われるかもしれませんが、生活の中で火を使う経験をしたことがない小学生が増えており、マッチを使ったことがない子もいます。(今回の参加者にもマッチを使ったことがない子が何人かいました。)

火をどうやってつけるのか、どうやって大きくしていくのか、何に注意したらいいのかなどを説明を聞いてから実践してもらいました。

▽まずは実際に火がつくところを見てみます!

 

点火の練習なのでそこまで大きな焚火にはしませんが、木の組み方なども体験してもらうために薪集めをしてみました。

マッチの小さな火が燃え移る木がどのようなものなのかを考えながら薪を探しました。

 

準備ができたら火をつけてみますが、はじめはうまくいかない子が多かったです。

火がつく以前にマッチが折れてしまったり、マッチに火がついても新聞紙に火を移せなかったり。

 

ですが、そんな時にはスタッフが初めに説明したことを思い出してもらいます。

「マッチが折れちゃうのは持ち手部分に力が入っているからだよね。さっきスタッフはどうやっていたかな?」

「火は下から上に上がるから、新聞紙に移すためにはどうしたらいいと思う?」

 

スタッフからのヒントをもとにやってみると…

 

「お!ついた!!」

 

無事つけることができました!

紙なので燃えるのは早いですがいくつかの枝には燃え移り、燃焼時間を持続させることもできました。

 

【火のつけ方 その2】

2つ目はメタルマッチです。

このつけ方が今回子ども達に1番使えるようになってほしい方法です。

 

メタルマッチは火花を出す道具で、その火花を燃やしたいものに移すことで火をつけることができます。

また、メタルマッチはマッチやライターと違い、濡れても拭けば使えることやたくさんの回数使うことができることが特徴です。

 

今回はコットンパフに火花を落として燃やし、その火を木に移していくという方法でやってみます。

 

メタルマッチは力加減と角度によって火花が出る量が変わります。

子ども達はどうやったらたくさんの火花を出せるのかを工夫しながら火をつけようとしていました。

▽「火がついたけどすぐ消えちゃいそうだよ~…」

 

そこでスタッフから『フェザースティック』というものを子ども達に紹介しました。

枝を削ってより薄く細かくすることで、火が木に移りやすくなります。

 

子ども達は「あーー!!見たことある!!」「なんで思いつかなかったんだろ!」と攻略法を手に入れたことでテンションが上がりまくりです(笑)

前回のナイフワークを応用しながらフェザースティックを作っていきました!

 

すると!

あちらこちらから「ついた!!」という声が聞こえてきました!

準備が大切だということを感じたようでした。

 

【自分で焚火を準備しよう!】

『火のつけ方③』の前に、まずはメタルマッチを使って火をつけて、その火を安定させて焚火を作る練習をしてみることにしました。

スタッフから薪割りの方法、準備する薪の種類などを説明し、焚火の準備を始めることにしました。

▽鉈を使って薪を割っていきます。

▽「割れる瞬間気持ちいい!!」

 

今回もメタルマッチで火をつけますから、フェザースティックの準備が必要です!

▽「これくらい準備したら絶対(火が)つくはず!!」

 

そして、次から次へと火をつけられるようになっていきました。

 

「もっと薪入れろ!!」

「消えそうだけど風を入れたらまだいけるぞ!!」

 

火が安定して薪に移ればそこからは消える心配はあまりありません。

少しずつ薪を足しながら揺れる炎を眺めていました。

 

【火のつけ方 その3】

簡単に火を安定させられた子たちは3つ目の火おこしに挑戦!

3つ目は弓切り式火おこしです。

 

これは摩擦で熱を作る方法で、木をこすり合わせる際に出てくる木のカスが発火し、それを燃えやすいものに移して火を点ける方法です。

力をかけながら摩擦が大きくなるようにするのがなかなか難しいのですが、某テレビ番組で芸能人がこの方法で火を起こしたのを見た子が何人かおり、子ども達はやる気満々です!!

「あ!!これテレビで見た!!難しいらしいけどやってみたい!!」

 

煙が出るところまではできるのですが、そこから先がなかなか難しい…。

交代で何度も挑戦し、木の板は黒く焦げているのですが発火させることはできませんでした。

 

「いやぁ、こんなに疲れるとは思わなかった…(笑)」

 

こうして、もあなブッシュクラフトキッズの3回目の活動が終わりました。

苦戦した子もいましたが、無事に全員が火を点けることができました。その過程でメタルマッチの使い方やフェザースティックの作り方など様々な学びもありました。

 

次回は最終回で野外炊事を行います。

これまで学んだ知識や身に着けた技術を活かしながら、美味しい料理ができることを期待します!!

 

ライトマン

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