日々の様子

【アドベンチャージャーニー2024】1日目

冒険キャンプ 2024.10.18

夏休み気分も抜け、朝夕は肌寒く感じる季節となりました。

この度はもあなキッズアースビレッジの秋のキャンプであるアドベンチャージャーニーに行ってきましたので、その様子をご紹介します。

アドベンチャージャーニーは行程を子ども達で考えて実施するキャンプで、3回の事前準備で打ち合わせをしてから、2泊3日の宿泊体験を実施します。現地への経路や時間、食事の準備、火やテントの準備手順などの下調べはすべて子ども達で行います。

なんとか3回の事前準備を終え、「もう全部調べたから大丈夫!」と自信のありそうな子ども達は、大荷物を抱えて当日の朝を迎えました。

本ブログでは活動の1日目の様子をご紹介します。

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事前準備で決定した子ども達の集合時間は朝7時。

ワクワク感に満ち溢れた子ども達が集まりました。

 

早速出発したいところですが、その前にもあなのいえで備品を分担しながらリュックに詰めます。

鍋や調理用具などは現地で借りられますが、メタルマッチや遊び道具などは持参します。

子ども達はただでさえパンパンなリュックに備品を押し込んでいきます。

荷物を入れられたらようやく出発です。

計画ではセンター北駅から現地までは5時間の道のり。ですが、もあなのいえから徒歩5分の駅まで歩いただけで、すでに少し疲れている様子。

これはここから先の道のりは大変そうですね~。

▽気づけばお昼になり、乗り換えの待ち時間で昼食。せわしない時間が続きます。

 

今回の拠点となる南相木村の最寄り駅である野辺山駅に到着しました。

事前準備がしっかりできていたこともあり、乗り換えでの時間のロスはほとんどなく、予定していた時刻に到着することができました。

 

拠点に向かう途中のスーパーで2泊3日分(6食分)の買い物をします。

予算は子ども3人で10000円。

なかなかリッチな設定ですが、それでも子ども達は慎重です。

▽「この肉は700円くらいだから全然安い!」と話していましたが100gあたり360円くらいします(笑)

 

お金に余裕を感じ始めると、おやつやジュースなど様々なものがカゴに入っていきます。

「マシュマロ焼いて、チョコレートつけて食べようよ!」

「ラムネ食べたいな~。買ってもいい?」

「まだお金使えるから、好きな飲み物買っちゃう!?」

 

気付けば電卓は9543円と予算ギリギリまで迫りました。

「あと500円くらい残っているから大丈夫だと思うけど…」と少し不安そうな子ども達。(消費税の入れ忘れが何度かあったようでそれを不安に思っていたようです。)

そして、緊張のお会計の時間。

 

全体の合計金額は『9856円』でした!(電卓の金額よりも多くなって子ども達は大焦りでした~)

 

買い物が終わり、今回テント泊をする拠点に到着しました。

車から荷物を下ろし、ここで生活する準備を始めます。

 

まずはテントの準備。

子どもの中には家族でキャンプに行ったことがある子もいるので、テントの張り方についてはあまり調べませんでした。

 

ですが、いざテントの準備を始めてみると、自分のお家のテントとは少し形が違うようです。

「あれ~、どうやってやるんだろう…」

 

スタッフからの手助けもあり、3人で協力してテントを張ることができました。

5時間の長距離移動の後に始まる設営に少し疲れてしまった子ども達でした。

 

例年だとここで安心して子ども達は遊びだすのですが、『火がつかなかったら困るから』と火おこし&晩ご飯の準備を始めました。

今回参加した子ども達の計画には抜かりがありません!

 

ただ、火をつけるのに少し苦戦している様子。

というのも、南相木は前日に雨が降ったようで薪が少し湿っていました。

このキャンプをしている場所は山に挟まれているので、火をつける準備をしている間にもだんだんと暗くなり、気温も下がります。

▽「少し寒いから上着を着よう」

 

上の写真から1時間も立たないうちに辺りは真っ暗に…。

着火用のコットンの量を調節したり、薪の組み方を変えながら、火おこしにチャレンジし続けます。

▽「ついた!!!」子ども達は大慌てでこの火が消えないように薪を足していました。

 

初日の子ども達の晩ご飯は『お寿司』です。

刺身は買っているので、ご飯が炊けるのを待つだけです。

▽冷たい水でお米を研ぎます。一人でやると手が冷たいので、みんなで交代しながら準備しました。

子ども達がご飯を準備している間にスタッフのご飯が完成。

お腹を空かせている子ども達に少しお裾分け。

 

「美味しいし温かい!!元気出るわぁ~!」と子ども達。

完成までもう少しの辛抱です。

※アドベンチャージャーニーは子ども達が自分で準備をし、実行することを大切しているので大人はそこには深く干渉しません。子どもと大人の食事が同じだと大人も食べることもあって、大人の干渉度合いが高くなってしまうので、食事は別メニューにしています。

 

そろそろご飯が炊ける時間ですが、釜の蓋を開ける前に子ども達のミニ会議。

 

「もうできたかな?」

「いや、インターネットで調べたやつだともう少し時間かかるはず。」

「でも、もう何にも音とかしないよ。」

「じゃあ少しあけて確認してみる?」

「そうしよっか!」

 

「うわっ!!煙が焦げ臭い!!!」

 

水の量と火力の調節のミスによって鍋の底のご飯が焦げてしまいました。

「うわぁ、失敗しちゃったね…。」と少しテンションも下がってしまいました。

▽「でも、自分たちで失敗しちゃったんだからしょうがないよ」とひとまず夕食の準備。

 

ご飯がこんな感じなので『お寿司』から『海鮮丼』に変更しました。

 

実際に食べてみると「ジャリジャリしてて全然美味しくない(笑)」と低評価。

「お家のご飯の方が100倍美味しいな…」とお家の人のご飯のありがたみを感じたようでした。

 

食後は白樺の皮を使って松明作りをして遊びました。

この明かりを使って辺りを見てみると、ヘッドライトの光とはまた違った雰囲気が味わえました。

木の皮が燃え尽きると明かりも消えてしまいますので、「こうしたらもっと長く燃えるんじゃない?」と工夫しながら、より長く燃える松明を考えていました。

▽白樺の皮はよく燃えます。

 

また、少し遠くまで散策してクルミ探しもしてみました。

例年だとこの近くにはクルミがよく落ちています。

ただ、現地のコーディネーターさん曰く、「今年はあんまりなっていないから、取れないかもなぁ」とのこと。

たくさん拾えることを願って出発です!

 

案の定、食べられそうなクルミはあまり落ちておらず…。

ですが、食べられなさそうなクルミでも、クルミ殻は焚火にも使えるので、とりあえず見つけたものは全部拾っておきます。

また、翌日の着火に使えそうな枝なんかも拾いながら進みました。

 

長距離移動の疲れも相まって、拠点に戻ると子ども達はぐったり。

翌日は早朝から釣りの予定なので、この日は早めに寝ることにしました。

21時頃にはテントの中へ。

 

明日は丸1日をキャンプ地で過ごします。

どんな楽しいことが起こるのか楽しみですね~!

 

ライトマン

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電話:045-482-3966
メール:moanahouse@moanakids.