【もあなのいえ】 親子イベント『釣り遠足』
今回は毎年恒例の『釣り遠足』の様子をご紹介します。
釣り遠足は子ども達へ『命をいただく』ことを体験してもらうために行っている活動です。
現代の生活では、スーパーに行けば肉・魚はパッキングされて売っており、畑で野菜が育っている様子もなかなか見られなくなりました。
この釣り遠足では生きている魚を釣って、自分で捌いて食べることで、普段の私たちの食事が他の生き物の命をいただくことでできているというプロセスを知ってもらえたらと思っています。
釣ったお魚を食べることの子ども達の様子やリアルな感想をご紹介します!
―――――――――――――――――――――――
朝。
子ども達とその保護者の方が、今回の活動地である釣り堀に集合しました。
これまでに参加したことがある子もいれば、今回初めて参加した子もいます。
初めに今回の目的や注意事項などを伝えたら、早速釣りを開始します!
釣り堀の中に針を沈めて10秒ほどで「全然釣れないね…」と子ども達。
保護者に『そんな簡単に釣れるわけないでしょ!!』と言われながら魚がかかるのを待ちました。
中には、「餌だけ食べられちゃった」という子もいました。
魚も生きることに必死ですし、針(魚にとっては異物ですよね)を選んで食べることはしないでしょう。
ヒト対サカナの生きるための攻防戦が繰り広げられました。
そして、数分後。
あちらこちらから「釣れた!!!」という声が聞こえてきました!
今年もいいサイズの立派な魚を釣り上げることができました。
釣れた後の魚は針を外して、バケツで一時的に保管します。
ですが、子ども達は魚に対して少し恐怖心があるようです。
恐る恐る魚に手を伸ばして掴みますが、魚も『捕まってたまるか!』と言わんばかりに暴れます。それにビックリする子ども達。
魚が釣れてからも闘いは続くのでした。
「釣れた~!!」でも次の瞬間!?
「うわぁーーーー!!!こっちに来たーーー!!!」
▽飛び跳ねる魚にようやく触ることができましたが、少し腰が引けています(笑)
ただ、そんな時に子ども達の頼りになるのは、やはりみんなのお父さん、お母さんです。
魚が怖い、針を外すのが難しいなど、困ったことがあったときには親子で協力する姿がたくさん見られました!
普段は、保護者の言うことを聞かなかったり、文句を言ったりしている子ども達ですが、こういった保護者の姿を見ることで『お父さん、お母さんはすごいんだ!』というように感じられるのも、このイベントの意義の一つであるように感じます。
魚を釣り終わったら、捌いて食べられるように処理をします。
バケツの中で泳いでいる魚を持って、まな板に置き、包丁を入れるという行程を子ども達が体験します。
「うゎ!!まだ動いてる!!」
「なんかかわいそうな感じがする…。」
「ヌルヌルしてて、切るの難しいよ~」
子ども達からは様々な感想が出てきましたが、これがまさに『命をいただく』ということです。
ヌルヌルするなどの不快感を口にする子もいましたが、それでも子ども自身が魚を捌くことを体験したということが大切で、スーパーで簡単に手に入る魚もこのような過程をたどってお店に並んでいることを知る機会になったと思います。
そして、いよいよ食べる時間です。
焼けた魚は見た目からも馴染みがあるようで「めっちゃうまそう!」と子ども達。
十分に焼けたら、魚を口いっぱいに食べていました!
味も美味しく、大満足だったようです!!
▽焼きおにぎりを作っている家庭もありました。魚と焼きおにぎりの相性は抜群ですね~!
▽最後には焼きマシュマロをずっと食べていた子ども達でした!
こうして釣り遠足が終了しました。
今回の活動の中で、子ども達は釣りを通してこれまで見てきた世界とは少し違った世界を見ることができたと思います。
魚を捕まえることの難しさ、スーパーに陳列されている魚がどうやってできているのか、実際に生きている魚を捌くことで命をいただいているということを感じたことが、子ども達がこれから見る世界を少しでも色付けしてくれて、別の視点から物事を考えられるようになると、『残さず食べる』など小さな行動の変化があるのではないかと思います。
これからも『いただきます』という言葉を大切にしてくれると嬉しいです。
ライトマン
学童保育もあなのいえに興味のある方は、お気軽にお問合せください。
無料体験は、平日15~18時に実施しています。
もあなのいえに通う小学生の子どもたちと一緒に活動します。
保護者の方には17時頃お迎えに来て頂き、1時間程度お子さまの様子や入所についてお話をします。
【概要】
開所時間:平日(月~金)下校時~19:00、学校休暇時期 8:00~18:30
対象:小学1年生~小学6年生
【お問い合わせ】
放課後児童クラブ「もあなのいえ」
住所:横浜市都筑区中川中央1-39-11
横浜市営地下鉄センター北駅より徒歩5分
電話:045-482-3966
メール:moanahouse@moanakids.org