【海山キッズ】『鎌倉の里山を歩こう』12月7日

12月に入り、海山キッズは山のプログラムが始まります。
先月まではひらすら海に行き続けていましたが、今回からは海や砂浜のような環境とは全く違った世界で遊びます。
今回の子ども達はどんな遊びを繰り広げたのでしょうか!
さて、今回は『鎌倉の里山を歩こう』をテーマに活動を行います。
この日は緑地内の遊歩道を拠点に向かいながら散策した後、拠点で昼食・遊びの時間となります。
まず初めに、この緑地についてスタッフから話をしました。
この緑地は過去に宅地開発の計画が持ち上がり無くなる危機にあったのですが、市民団体の方の努力によって守られたことで今も残っています。
普段から自然の中で遊んでいる子ども達にとっては『あることが当たり前』になっている木や草も守らなければなくなってしまうことがあることを知ったことで、この場所をより大切に使おうという意識を持てたと思います。
続いて今回の歩き方について説明をしました。
今回は子ども達に地図を渡して先頭を歩いてもらいます。
先頭を歩いてもらう意図としては、スタッフの背中をただ追うのではなく自分で様々な発見をすることができること、後ろの仲間がついてきているかを確認する必要があるので周りを気遣いながら歩くことができるようになること、地図を見ながら緑地の全貌を見ることができることなどがあります。
これからの冬の海山キッズでは山での活動が増えるので、その際に必要な情報を身に付けてもらえたらと考えています。
▽初めは地図を持つことに乗り気でなかった子ども達ですが、広げてみると少し興味が出てきました。
そして、早速を歩き始めます。
木々に囲まれていることで遊歩道のほとんどは日陰で少し肌寒く感じます。
「どれくらい歩くのかな?」と子ども達はウキウキ気分です!
▽子ども達の身長より高い藪の間を抜けていきます。
途中、休憩ポイントがいくつかあります。
「海見えるじゃん!」と山の上から鎌倉の町並みと海を眺めました!
また、歩いていると体温が自然と上がるので、上着を脱いで体温調節することも大切です。
子ども達の服装はだんだんと薄着になっていきました。
▽休憩中も先頭を歩いている子は「次はこっちだよね!」と地図を確認しています!
再び遊歩道を進みます。
歩いている途中には根っこがこんなにたくさん伸びている場所もありました!
「木ってこんなに根っこあるんだね」「そうだね!土の中なんて見えないもんね~」
スタッフのライトマンはここを何気なく通ってしまいましたが、子ども達の会話から『子ども達の純粋な感覚』を知ることができました。根っこが伸びていることは当たり前だと思っていましたが、子ども達からしたら普段目にすることができないこんなに入り組んだ根っこは新鮮なのかもしれませんね~!
▽根っこに引っかからないように慎重に進みます。
また、少し進むと前を歩く子たちから「みんな静かにして!」と声が聞こえてきました。
そしてみんな上を向いてジーっと目を凝らしています。
「あ!いた!!」
「ほんとだ!登ってるね!!」
見るとそこにはリスが木を伝って歩いていました。
子ども達はこの緑地に生き物が生活していることもその目を通して知ることができました!
そして、この日の拠点に到着しました。
子ども達は荷物を置くなりリュックの中からレジャーシートを出しました。
「もうお腹空いたから食べちゃおっか!」
海山キッズではご飯の時間は決まっていませんので、お腹が空いたと思ったときに食べ始めます(笑)
※ちなみにこの時の時刻はまだ10時くらいです(笑)
また、一部の男子は木の上に弁当を持っていきました。
やはり、木の上でのご飯には彼らのロマンが詰まっているのでしょうか!
ただ、スタッフは過去の海山でこの緑地に来た時に木の上からお弁当が落下するシーンを幾度となく見ています。
子ども達にそのことを伝えましたが、それでも木の上でのご飯を選択した子ども達。
気を付けながらご飯を食べるのでした!
▽ご飯を急いで食べ終え、すぐに木登りが始まります。
ご飯が終わると早速遊びが始まります。
まず、ここでの子ども達の一番のお楽しみは何といっても『斜面登り』ではないでしょうか。
拠点のすぐ横には斜面があり、そこでお尻滑りをしたり、登ったりするの待ち望んでいた子ども達は、遊び始めからダイナミックに滑り降りて遊んでいました。
登った子どもは周りの子、中間で待つスタッフへ「行きま―――す!!!」と大きな声で合図。
周りからOKサインが出たら一直線に下へ滑っていきます!
みんな直滑降で下まで行きます。
子ども達のスピードが速すぎてどの写真もブレブレです…(笑)
そして滑り終わったらみんなで一斉に斜面を登ります。
下から見ていると、みんなおそろいのお尻の土が可愛らしいです(笑)
一方、下では別の遊びが繰り広げられていました。
女子は『鬼滅の刃ごっこ』をして遊んでいます。
が…。途中からは『恋バナ』が大盛り上がり!
「私は〇〇推しなんだよね~」
「分かる~!!」
また、別の場所では『押し相撲』が始まりました!
この場所は地面が土と葉っぱになっているので、多少転んでも痛くないようです。
途中からは追いかけ合ったり、普通の相撲になったりと遊びがどんどんと変化していきました。
また、木の棒を武器にして戦う男子軍団が出現!!
『強さ』と『かっこよさ』を求めて、次々と気に入る形の枝を探していきました。
▽「秘密基地を開拓するぞ~」と藪に向かって枝を振り下ろします。
▽気づけばあちらこちらで戦いが勃発していました(笑)
こうして、緑地での活動を堪能し、この日の活動は終了しました。
向かう道中では「海の方が楽しいから好きなんだけど!」と言っている子もいましたが、それでも実際に遊んでみると楽しいと思った子がほとんどだったように感じます。
今回の活動では、初めにこの緑地ができた背景について話をしたこともあって、子ども達の『この場所を大切に使わないと!』という意識をたくさん見ることができました。ですが、それが子ども達にとって制限になるわけではなく、できる遊びを最大限にするという工夫にも変わっていきました。
今後も子ども達は様々な地域の自然の中で遊びますが、その際には今回のように『自然を大切にする気持ち』が少しでも残っていてくれて、自然への思いやりを持ちながら楽しく遊んでほしいと思います。
ライトマン
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