【もあなのいえ】『親子でもちつき』

今回は毎年恒例となっている親子イベント『親子でもちつき』の様子をご紹介いたします。
餅つきは、年の終わりに餅をついて鏡餅を作ることで、元日に『年神様』を迎えるという古来から伝わる日本の伝統です。また、そこには『お餅を食べることで新年の力がつく』、『歯の丈夫を祈って固い餅を食べる(自分の歯で食べることができる=長生きできる)』など様々な願いも込められています。
みんなで餅をついて来年もいい年になるようにという願いを込めて餅つきを行いました。
▽初めに参加者へ餅つきをする意味などについてスタッフから説明をしました。
注意事項の説明が終わり、早速餅つきを始めようと思ったのですが、その前に別プログラムとして1年前から仕込んでいた『醤油づくり』の抽出作業を行いました。
この時間では、フィルターでろ過されて自然に抽出されたもの、醤油が自然に出きったものを絞って出したものの2種類を準備しました。
1つ目は自然にろ過される醤油を準備します。
ただ、これはフィルターに醤油の元を流し込み、あとは醤油が1滴ずつ自然に落ちるのを待つだけなので、あまりやることはありません。すぐに醤油が溜まるわけではないので、子ども達には醤油を作ったという感覚は分かりにくかったかもしれません。
2つ目は、醤油が出きった大豆のカスから醤油を搾り取るものです。
こちらはコーヒーの抽出器を使い、上のレバーを押し込むと醤油を絞ることができます。
量は多くありませんが、醤油を搾り取ることができました!
では、いよいよ餅つきの開始です。
今回は全部で3回餅をつく工程を行います。
子ども達は「早くやりたい~!!」と張り切りモードです!
ですが、餅つきは蒸したもち米をそのままつくことができるわけではなく、まずは杵で潰してある程度かたまりにしておく必要があります。この作業は力が必要になるので、スタッフと保護者で行います。
▽潰している間は後ろで子ども達が見守っています!
そして、いよいよ子ども達の出番です!
杵を持ち上げて「よいしょ~!!」という掛け声とともに餅をついていきます!
低学年の子たちには杵は少し重たそうです…(笑)
それでもありったけの力を振り絞って餅をついていきます!
▽「おぉ。結構重たいなぁ…。」
▽高学年の子の餅つきは非常にパワフルです(笑)
▽すごい振りかぶっている様子が分かりますね(笑)
子ども達がつき終わったら、最後は大人で仕上げを行います。
少し残っているもち米の粒を潰して、餅が完成します。
最後の仕上げに子どもも挑戦!
高学年ともなればパワーもあるので美味しい餅に仕上げられました!
つき終わったら、その出来立ての餅を食べてみます!
「ん~~!!めっちゃうまい!」と子ども達は顔を突き合わせて臼の周りに集まるのでした。(味見だけなのですぐに回収しちゃいましたが(笑))
そして、餅の取り分け作業を始めます。
去年も参加したことがある子たちは、慣れた手つきで餅を1口サイズに取り分けていきます。
参加した子の兄弟もお手伝いしてくれました!
食べてみると笑みがこぼれます!
やっぱり、自分で準備して作った餅は美味しいんですね!
▽抽出中の醤油に餅を直接チョン!
▽味は抽出後の醤油よりもワイルドな感じ!クセになる美味しさにハマったようで何度も食べていました(笑)
今回の餅つきも美味しいお餅をたくさん食べることができました。
年に1回のイベントではありますが、こういった形で日本に伝わる文化・伝統を子ども達に知ってもらうのは大切だと思います。今回参加してくださった保護者の方の中には「実家に臼・杵があっておじいちゃん、おばあちゃんたちも一緒にやっているよ」という方がいれば、その一方で「餅つきなんて30年ぶりくらいにやるなぁ」という方もいらっしゃいました。
ただ実際のところ、現代において自宅に臼・杵があるお家の方が少ないと思います。(炊飯器サイズの餅つき機なんかが売っていたりもしますね)
そういった中で、子ども達には日本にはこのような文化があり、それを自分で経験したということと共に、いい新年を迎えていただければと思います!
ライトマン
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開所時間:平日(月~金)下校時~19:00、学校休暇時期 8:00~18:30
対象:小学1年生~小学6年生
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