【海山キッズ】『焚火を楽しもう』1月18日

新年1回目の海山キッズは『焚火』を行いました。
海山プログラムだけでなく、もあなのいえやブッシュクラフト、アドベンチャージャーニーなど他の活動でも頻繁に登場する焚火。「火つけるのとか簡単じゃん!」と意気込んでいる子ども達もちらほらいました。
子ども達の焚火と海遊びの様子をご紹介します!
まず、海岸に到着したら、この日の流れについて説明をしました。
焚火ではナイフや火を扱うことにより危険も伴いますので、しっかりと説明を聞いてもらいました。
そして、いよいよ火おこしの時間です。
スタッフの予想では火おこしをする子は半分~3分の1くらいかなと予想していましたが、『焚火やりたい人は手を上げて!』と聞くと、ほとんどの子たちが焚火に挑戦したいとのことでした!
例年、焚火よりも砂遊び、海遊びがしたいという子が多いので、今年は子ども達から火おこしへの気合を感じられました!
▽焚火台を出して火をつける準備を進めます。
▽焚火台は組み立てが必要なので少し苦戦しましたが、無事組み立てることができ準備完了です!
今回の焚火では、薪、ナイフ、メタルマッチ、コットン(火付け用)で火おこしを行います。
道具の使い方だけを教え、ひとまず子ども達で工夫して火をつけてみることに挑戦してみました!
火おこしをしたことがある子ども達は『まず薪を細かく削った方がいい!』『じゃあ俺木を削る担当するわ!』などと大きな声で役割分担を進めていました。
火おこしをしたことがない子ども達は経験がある子に聞いてみたり、他の子たちがやっている様子を観察しながら見よう見まねで挑戦してみたりと火をつける方法をその子ども達なりに考えていました。
▽『木の皮がつきやすいってあっちで話してたよ!!』『よし!やってみよう!!』
▽「この木くず作るの意外にムズい!」ナイフを扱うことの難しさも感じたようでした。
木くずが集まったらメタルマッチで着火!
小さな火はつきましたが…!?
それを薪に移すことができず消えてしまいました…。
「もっと木くず必要なのかな?」
「いや、太い木とか入れた方がよかったんじゃない?」
「でも、火を潰したらダメじゃん」
「たしかに…。」
子ども達は持てる知識を全部使って、火のつけ方を考えていました。
▽「あー!消える消える!!」
なかなかつけることができずに、どうしたらいいか分からなくなる子もちらほら。
そんな時はスタッフからいくつかアドバイスをします。
すると「たしかに!それならいけるかも!」と焚火よりも先に子ども達の心に火がつくのです。
しばらくすると、あるチームから「あ!ついたんじゃない!?」と火がつきそうな声があがります。
「あ!ついたついた!!」
「ほら、早くフーフーしないと消えるって!」
「いや、薪に火が移ってからじゃないと逆に消えるって!」
「いいから早く薪入れないと消えちゃうよ!」
少し揉めていましたが、無事に火を安定させることができ、みんなで暖をとる拠点となる焚火を完成させることができました!
「お腹空いたね。」
「うん。もうご飯たべちゃおっか。」
「そうだね。」
焚火の準備で疲れてしまったのか、子ども達はお腹ペコペコ。
早々にご飯にすることにしました。
ご飯の際には焚火でおかずを温めて食べることで美味しさも倍増です!
▽「焼きたらこにしたらメッチャ美味しい!」
「お弁当箱そのままいけるじゃん!」という猛者も現れました(笑)
プラスチックのお弁当箱ではできないので、こればかりは金属弁当箱の特権です(笑)
昼食後は思い思いに好きな遊びをして遊びました。
ひたすら焚火を続ける子。
「炭作るのめっちゃ楽しい!これ持って帰ってもいい?」
炭を持って帰ってどうするのか分かりませんが、彼なりのロマンがあるのでしょう(笑)
波に負けない防波堤を作っている子たち。
一番左の子の手元にある山が崩れたら負けというルールだそうです。
「波が来るぞ!守れ~!!」
「あぶなっ!ギリ耐えた!次の壁を早く作らないと!」
このスリルがたまらないといった様子でした。
シーグラスを探し回るこの子たち。
シーグラス自体は見つかるのですが、茶色や透明はこの子たちの中ではランクが低いようで、お目当ては水色や緑の半透明!
手袋やズボンの膝に穴が開くほど這って探していました!
▽シーグラス集めに疲れたら、石投げをしながら少し休憩。遠くに立てて埋めた石を狙います。
そして、やっぱり楽しいのが海遊び!
1月ですが、子ども達には関係ないようです(笑)
初めは靴が濡れる程度だったのが、足首までになり、膝まで入り、腰まで浸かり、泳ぎだす。
この子達は本当に逞しいです(笑)
拠点に戻り、炭を作っている子に「これ少しちょうだい!」
お互いの目の下を黒く塗り、アイブラックの完成!
▽これは他の子とはちょっと違うような気もしますが、本人は「もっと黒い方がいい!」と満足げな表情(笑)
海で濡れた子たちも集まってみんなで暖をとりますが、焚火の良さは温まれるだけではありません!
スタッフが隠して準備していたマシュマロを出すと、子ども達は大盛り上がり!
みんなで火を囲んで焼きマシュマロ。
美味しくいただきました~!
▽「マシュマロ焦げちゃった!」焚火の火はコンロのようにワンタッチでコントロールできないので、焼き加減が難しい!
こうして、現地での活動を終了しました。
やっぱり子ども達にとって火はとても魅力的なもので、海で冷えた体を温めたり、お弁当を温めたりと火のありがたみを感じることができたと思います。
施設に戻って振り返りをする前には、シーグラスの交換会をしている子がいました。
お互いの持っているシーグラスを見せ合いながら、欲しいものを交渉し、より自分の好きなバリエーションに揃えていました。
最後には1日の振り返りをしました。
子ども達はたくさんの楽しかったことや面白かったこと、発見したもの、もっとやりたかった遊びなどをたくさん教えてくれました。
みんな同じ活動場所で遊んでいるのですが、見つけている楽しさは十人十色。
それぞれがやりたいことをとことんやれるという良さもこの振り返りから改めて感じました。
こうして焚火プログラムの全工程が終了しました。
子ども達は自分の好きな遊びをやりつつも、活動の中ではいつも火のありがたみを感じていたように思います。
火が無かったら海に入ることを躊躇する子もいたかもしれませんね~(笑)
現代ではワンタッチで物を温めることができ、IHやエアコンなども子ども達の生活の中では当たり前になり、生の火を見る機会はほとんど無いようです。そんな中で、今回のように大変な思いをして火をつけ、薪を入れないと消えてしまう火を体験できたのは、非常に貴重であると思います。
多少の苦労の先の楽しみはより一層魅力的であるように思いました!
ライトマン
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