【海山ビギナーズ】大磯の森探検 1月25日

今回の海山ビギナーズは大磯の森で活動を行いました。
朝から「どんなところで遊ぶのか」「もしかしたら動物に会えるかも」と期待一杯の子どもたち。
最寄りの駅に到着し早速森へ向かって歩き始めます。
「この急な坂…どこかで見たような気がするけど…。」
とつぶやきながら電車の中で仲良くなった友達、スタッフと登っていくと
「海が見えた!キラキラして奇麗!」
「あっ!この景色。ここ前回の東京タワー(湘南平)の道でしょ!思い出した!」
「この先に、大きな松ぼっくりが落ちてる公園があるところでしょ?!」
とみんなで急な坂を一気に駆け上がり
公園に着くと、さっそく松ぼっくり探しが始まりました。
大きな松ぼっくりが沢山落ちている場所を見つけると
「ここにいっぱい落ちてるよ~!」友達を呼び、両手に抱えられないくらいの松ぼっくりを集めます。
両手からこぼれるくらいの松ぼっくりを友達と見せ合いながら笑っている子ども達。
スタッフから「松ぼっくりを持って帰るのは1つまでにしよ~動物の食べるものでもあるし、他の人も欲しいだろうから。」
「え~…。せめて2個持って帰りたい!」
と残念そうな子どもたち。
ビニール袋いっぱいに集めた松ぼっくりを並べ、最高の1個を選ぶことになりました。
最高の1個を選びメインの活動地に向かう準備をしていると子ども達から
「木の上見て!松ぼっくりがたくさんついてる!」
「あれ落ちてきたら全部僕のもの!」
「松ぼっくりが子どもたちみたいでなんか学校みたい!」
子どもらしい言葉選びで盛り上がっていました!
松ぼっくりを満喫した後は、いよいよメインの森の中に入っていきます。
整備された公園とは違い、子どもの目線より高い草木が生い茂り、倒木を乗り越えながら進んでいきます。
メインの活動地に到着すると、普段遊んでいるフィールドとの違いを考えたり、この森のルールを確認したりして森での遊びがスタート!
その前に、どの子も口を揃えて
「お腹すいたなぁ~」
リュックからお弁当とレジャーシートを広げみんなでランチタイム!
今日は曇り空。
いつもなら、好きな場所にレジャーシートを広げ食べる子ども達ですが、森の中に日が差し込まず少し肌寒い。
自然とみんながくっついておしゃべりしながらご飯を食べることとなりました。
お弁当を食べ終え行きたい子たちで森の中に探検を行くことに。
今回の森探検の目標はイノシシがいた痕跡を見つけることです。
子ども達は「イノシシって本当にいるの?」と実際に森の中に動物がいるのか半信半疑で森に入りました。
ひとまず付近を歩きながら思い思いに森の中を探しましたが、適当に探して見つかるものではありません。
そこで『森の中での生き物の痕跡探し』の極意をスタッフのほっしーに教わりながら森の中を進んでみることにします。
しばらく進むと、道の横にぐちゃぐちゃになっている泥がありました。
しかも、その上にはいくつもの棒で刺したような穴が開いています。
ほっしー「これがイノシシのいた痕跡だよ」
子「え!?ほんとに!?」
これは『沼田場(ぬたば)』といい、イノシシなどの野生動物が泥浴びをするのに使われます。子ども達は初イノシシの痕跡に大興奮です!
▽よーくみると蹄の跡がついているのが分かります。
そこから少し進むと倒木を発見!
イノシシ探しも大事だけど、自分が遊ぶのはもっと大事!
少し足を止めて倒木で遊びました。
倒木の高さは1m程度で、その上を渡るのも子ども達からするとスリルたっぷりの大冒険です!
▽「手を使わなくても簡単だよ!」
「ちょっと怖いかも…」
渡るのが不安な子は座りながらお尻をスライドさせて渡ってみます。
ですが…。
「お尻が引っかかった~!!!(笑)」
後ろの子が外すのを手伝ってくれて、渡りきることができました~!
初めて丸太渡りをした子もいたようですが、無事に全員が渡りきることができ、特に初めての子は自信がついたようです。
少し遊んだらイノシシの痕跡探しに戻ります。丸太渡りをした場所から進むと、坂道にいくつかの獣道を発見しました。
ただ、子ども達の目にはただの森にしか見えていません。
ほっしー「イノシシの気持ちになって目線を低くして進んでみると道が見えるかもよ!」
腰を曲げて視線を低くすると『動物の足跡』や『生き物が通った後のトンネル』が見えてきます。
人間が通りやすい道ではなく、動物の気持ちになってみることで生き物の痕跡はより見つけやすくなるようです。
「ここイノシシ通ったかもしれないよ!」
「これイノシシっぽい!」
「あっちに向かって進んで行ったんじゃない?」
動物の気持ちになりきることで想像も膨らんでいきました!
▽「こっちも進めるのかな~?」
▽「イノシシっぽい道を進んだらツタに引っかかった…。」
こうして、ここからのイノシシの痕跡を探しながら拠点への帰路につきました。
足跡という残された情報からだけでも、なにが、どこから、どこへ向かったのかということが分かるのです。
生き物の痕跡探しが一段落し拠点に戻るとすぐに別の遊びが始まります。
▽大きな石を二人で運び「社長のイスにするんだ~」
▽スタッフにロープと枝でブランコを作ってもらい友達と大はしゃぎ!
▽アクロバティックな乗り方に挑戦!
▽落ちている枝を手に取り、かっこよく決めポーズ!
▽でも、カメラを向けられるとちょっと恥ずかしい(笑)
森にあるものをフル活用してとことん遊び尽くした子どもたち。
こうして、今年度最後の海山ビギナーズは幕を閉じました。
全6回の活動を通して、海や川、森での遊びを積み重ねることで、遊びの幅や子どもたちのできることがどんどん増えたように感じます。
新しいことに挑戦したり、仲間と協力し成し遂げたりいろいろな場面で自身がついてきたのではないでしょうか。
これまでの活動の経験が、これからの「やってみたい!」に繋がったら嬉しいです。
またみんなと自然の中で思いっきり遊べる日を楽しみにしています。
てっちん ライトマン
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