【海山キッズ】『春の海で自然の宝探し』4月12日

2025年度の海山キッズが始まりました！
4月のテーマは『春の海で自然の宝探し』です。

今年度も、昨年度から継続して参加してくれている子ども達が多く、ほとんどが顔見知り。
しかし、初めて参加する子やスタッフもいたため、まずはみんなで自己紹介をしました。
自己紹介では、「呼んでほしい名前」と「好きな〇〇」を1人ずつ発表してもらいました。

「早く海で遊びたい！」とソワソワしている子。
少し緊張した様子でモジモジしながら自分の番が周ってくるのを待っている子。
お茶らけて周りと自分の緊張をほぐそうとしている子。
耳だけこちらに向けながら足で砂をモゾモゾしている子。
いろいろな表情やしぐさから、新年度の始まりを感じるそんな時間でした。

自己紹介と活動内容、そして海での注意点を伝えたあとは、いよいよ活動開始！
話を終わるや否や、子ども達は一斉に海へ向かって猛ダッシュ。

波打ち際で立ち止まり、つま先から膝へと慎重に水の温度を確かめていきます。
「うわー！冷たい！」
「いや、いけるいける！」

そして、誰かが肩まで入ったことをきっかけに次々と海の中へ！
4月の海はまだ冷たいはずですが、子ども達には関係ないようです。

海に慣れてくると、それぞれが自由に活動を始めます。

やんちゃな男の子たちは、波打ち際に打ち上げられていた海藻を見つけ、何か企んでる様子…。

様子を見ていると、「海藻バトル」が始まりました。

一方、女の子たちは、浜辺で奇麗な石やシーグラス、貝殻探し。
潮風に吹かれながら、太陽の光で濡れた体を乾かしつつ、それぞれの探し物に夢中です。

さらに、生き物が大好きな男の子達は、ヤドカリ探しに夢中！
波が立っていてもヤドカリの少しの動きを見逃さない子ども達。

「あっ、動いた！」「見つけた！」と捕まえたヤドカリをじっくりと観察している様子が印象的です。

捕まえたヤドカリは、子ども達が作った砂の堀の中へ。
まるでペットのようにお世話をしながら、ヤドカリとの時間を楽しんでいました。

海での遊びが一段落すると、今度は砂遊びが始まりました。
バトルで使っていた海藻を「王様」に見立て、砂で壁を作り波から守るという遊びです。
ただ「王様を波から守る」だけではありません。子ども達は自然とストーリーを作りあげ、「壁を作る壁職人」、「水で濡れた土を作るセメント職人」など、それぞれが役割を持った登場人物になっていました。
波は敵という設定で、予想外の被害もそのまま物語に組み込まれ「壁が壊れた！修復だ！」「王様の場所は無傷だから続けよう！」
と子ども達の想像の世界はどんどん広がっていました。

最初は数人で始めたこの遊び。あちらこちらにグループができ壁が繋がり

最終的には、子ども達の手によって大きな「砂の大国」が誕生していました！
初めは緊張していた子も気づけば遊びの輪の中に入り、役割を持ち活躍している様子がありました。
「遊び」という一つの共通のものを通して、いつの間にか距離がぐっと縮まっている瞬間をたくさん見ることができました。

その後も活動終了時間まで思い思いの遊びを続けました。

▽昼食後には、体を休めつつ「走り幅跳び大会」が開催。
いつも動いていないと気が済まない子ども達です（笑）

▽「寒い！！！」友達に手伝ってもらい砂に埋まり、体を温めていました。

▽拾った宝物（貝殻やシーグラス、陶器など）を綺麗に並べ持って帰るものを選ぶ様子もありました。

こうして春の海を存分に堪能し、この日の活動は終了しました。

今回は、年度最初の活動ということもあり、初めて参加する子もいましたが、遊びを通して自然と打ち解け合っていく様子をたくさん見ることができました
また、子ども達1人1人が「やりたいこと」や「興味のあること」を見つけ自分なりの楽しみ方で海という自然と関わっていたことが印象的です。

今後の活動も、そんな子ども達の想いや好奇心を大切にしながら、自然の中でたくさんの経験ができるような時間にしていきたいです。

てっちん

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