日々の様子

【もあなブッシュクラフトキッズ】『ロープワーク』4月26日

ブッシュクラフト 2025.05.02

今年度のもあなブッシュクラフトキッズのプログラムが始まりました!

今年度は昨年度から少しグレードアップし、全7回のプログラムで実施します!

 

初回である今回はロープワークをテーマに活動を行いました。

 

まずは、今年度初めての活動ですので自己紹介を行いました。

真剣に話を聞いている子、早くロープワークを始めたくてソワソワしている子、少し緊張している様子の子など、表情や仕草からそれぞれの様子が見て取れました。

春は新しい出会いの季節ですから、このような新しい仲間とのつながりを作れるのも、このプログラムのいいところだな~と感じます!

 

自己紹介を済ませたら早速ロープワークの内容に進みます!

今回の活動の中では大きく2つのことについて学べる構成になっており、まずは基本的なロープワーク、そしてそれを応用したタープワークを行います。

 

【ロープの性質を知ろう!】

初めにロープの性質を知れるワークを行いました。

 

ロープには太さや特性が異なる様々な種類があります。

それぞれのロープが得意なこと、苦手なことを知ることで、場面ごとに適しているものが分かるようになってきます。

 

今回、準備したのはスズランテープ、タコ糸、麻ひも、パラコード、ビニールロープ、そして太さの異なるいくつかの綱を準備しました。それらを子ども達に渡して、実際に遊びながら使ってみたり分解してもらうことで特性を理解していきます。

▽様々な種類のロープに子ども達は興味津々です!

 

子ども達はロープを貰うと、思い思いの形で遊び始めました。

 

友達と引っ張り合ってみたり…

椅子の足に結んでみたり…

木にこすりつけてみたりとその方法は様々です!

▽パラコードを切って中を見てみました!「へ~すごい!!こんな感じなんだね!!」

 

遊び終わったら子ども達にロープの特性を聞いてみます。

 

「スズランテープは引っ張りには強いけど、縦向きには簡単に割けたよ」

「タコ糸は細いから、縛ったら解くのが難しかった」

「パラコードは熱に弱いんだよね」

 

遊びの中からいくつものロープの特性を知ることができました。

やはり、使ってみることでロープのメリット、デメリットがよく分かったようです。

 

【タープって何?】

次にタープワークについての話をしました。

タープとはアウトドアで使用される日よけや雨よけなどに使われる布状の幕のことです。

 

こちらは、よりタープを理解してもらうために、まずは折り紙をタープに見立ててタープの張り方を考えてみることにしました。

▽本を見ながらタープを張るイメージをしていきます。

 

子ども達は折り紙を折りながら、自然の中での様々な環境に合わせた折り方を考えてきます。

 

『雨が降ったらどういう折り方がいい?』

『風が強い時はどんなタープの張り方が良いかな?』

『地面がグチョグチョしている場所だとどうしたら快適に生活できる?』

 

家で言うところの床、壁、屋根の面をどう作っていくのか、また不要なものをどう削っていくのかということを考えていきます。

実際にタープを張る際は、決まった布の面積で必要なものを作るので、不要なものを作らないという選択も必要です。

▽一通り考えたら、自分で考案したタープの強いところをみんなの前で紹介します。

 

終わったら室内で実演。

子ども達はタープが立ち上がった姿を見て大興奮でした!

▽これで雨風を凌げそうですね~!!

 

【ロープの結び方を知る】

今回は『ひばり結び』という結び方を軸にタープを立てていきます。

自分で持ってきたロープを使って何度も練習しました!

 

何度も反復して練習することで、どうすれば結びやすいのかが分かってきます。

また、結ぶのが難しい子がいたときには教えてあげる姿も見られました。こういう場面から子ども達同士の距離も少しずつ近くなっていきました。

 

【いざ実践!!】

外に出てきました。

いよいよ室内での学びを活かして、実践してみる時間です!

ブルーシート、自分のロープ、ペグを使って、お気に入り場所を選びながらタープを張ってみます!

 

なお、子ども達には「自分たちのタープが完成したら、そこで行動食を食べようか!」と伝えていたので、みんなやる気満々です!!

▽「ロープ掛けれないから、木に登って掛けようよ!」とそれぞれ工夫しながら進めてきます!

 

すると、早々にタープが完成したチームが現れました!

上手に屋根と床がある拠点を作ることができました!

 

ですが、写真を見てもらうと分かる通り、手前に石が浮いていますね…。

これは何でしょうか?

 

木に縛ることができないから、石をおもりにしてタープを支えていたようです。

子ども達らしいユニークなアイディアですね(笑)

 

一方、こちらは別の形のタープを作っています。

地面は開いていますが、雨と風には強そうです!!

 

完成したら行動食をいただきまーす!

タープの中で食べると少しキャンプの雰囲気が出ますね~(笑)

 

手前のロープには、近くで拾った枝を使ったひばり結び。

上手にできています!!

 

こちらの低学年チームも自分たちで工夫しながらなんとかタープを張ることができました!

 

「早く行動食食べたかったからね!!」

「立てれないと食べれないのは嫌だもんね~」

 

タープ設営の原動力は行動食だったようです(笑)

 

一方、このチームはかなり独特なタープワークを披露してくれました。

風、雨、地面のぬかるみ、どれからも守られる最強のタープだそうです!

 

行動食を食べるときは、2人でひょっこり顔を出して食べていました~(笑)

 

こうして無事にタープを張ることができ、活動を終えました。

ロープの特性を理解し、結び方を1つ覚えるだけで、自然の中での快適さは格段に上がることを体験できたと思います。

また、この日は天気も良く、「タープなんてなくても大丈夫じゃん」という子もいましたが、環境が悪くなればなるほど身を守ることが必要になるので、このような技術が役に立つのです。

 

もあなブッシュクラフトキッズのプログラムは毎回の学びの蓄積が『楽しさ』になっていきます。

少しずつ技術を身に付け、楽しいアウトドアライフを過ごせるよう成長していければと思います!!

 

ライトマン

 

 

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