【もあなのいえ】親子で釣り遠足 9月21日
今回のブログは先日行った「親子で釣り遠足」の様子をご紹介します。
この釣り遠足は毎年好評のイベントで、森の中の釣り堀で魚を釣り、自分で捌いて食べるという「食育」をテーマにしたイベントです。
自然の中で釣りを楽しむだけでなく「命をいただく」という体験を通して、生き物の命と食のつながりを考えます。
スタッフが準備をしていると続々と参加家庭が集まり、囲炉裏の周りで炭をいじったり、おしゃべりをしたりと賑やかな雰囲気で活動が始まるのを待ちました。

参加家庭が集まり活動開始です。
活動の内容と注意事項を説明し、早速1家庭1竿を持ち、釣り堀に糸を垂らします。
始めは魚が人の気配を察知し警戒しているためか、なかなか針にかからず「全然釣れない~」と何度も餌を付け替えて挑戦する子ども達。
保護者やスタッフから餌を垂らすポイントや針に魚が掛かった時に竿を引くタイミングのアドバイスを受けながら、魚が食いつく瞬間を待ちます。

そしてついに、「釣れたぁ~!」と嬉しそうな声。
釣れた魚を手でつかむと「ヌルヌルして気持ち悪い~」という反応や突然”ビクッ!”と動く魚にびっくりしている子ども達でした。

釣りをしていると、魚が針を飲み込んでしまうことがあり”針外し”を使って口から外します。
魚が急に動くたびに、「うわっ!」と声をあげながら、どうしたら針が外れるかを考え、ドキドキしながら挑戦していました。
同時に、「なんだか痛そうで可哀そう」という気持ちを抱きながら慎重に針を外していました。
例年は保護者の方が担当することが多い工程でしたが、今年は保護者に背中を押され、不安そうな表情をしながら挑戦する子ども達を多く見ることができました。

1人1匹釣り上げることができたら、続いては捌く工程です。
この工程では、魚に直接触れ、今まさに生きていたものを自らの手で処理し、内臓や血を目にすることで「命をいただく」ことをより実感します。
思わず顔を背け「うぇー」というような嫌な表情を浮かべる子がいれば、じっと目を凝らし観察する子もいました。
普段の生活ではなかなか目にすることのない、「生き物から食べ物へと変わる瞬間」に立ち会いながら子ども達は改めて「命をいただく」ことの意味を感じているようでした。

硬い骨の部分や、包丁の入れ具合が難しい部分は保護者の方と一緒に行いました。

自分で捌いた魚は、囲炉裏でじっくりと焼き上げます!
「せっかくなら、一番美味しい状態で食べたい!」とひと時も目を離しません。

焼きあがった魚を家族や友達と一緒に「いただきます!」
自分で釣って、捌いて、焼いた魚の味は「これまで食べた焼き魚の中で一番美味しいかも!」とみんな嬉しそうに食べていたことが印象的でした。

魚を釣る所から、捌き、焼いて食べるところまで。
一連の流れを自分の手で経験し、驚きや戸惑いなどの気持ちを抱えながら、「命をいただく」ということについて考える時間となりました。
普段、当たり前のように口にしている食材の背景には、生き物の”命”があります。その命をいただいて私たちが生きられていることを忘れずに、感謝の気持ちを込めて「いただきます」「ごちそうさま」と言葉にできたら素敵だと思いました。
てっちん
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無料体験は、平日15~18時に実施しています。
もあなのいえに通う小学生の子どもたちと一緒に活動します。
保護者の方には17時頃お迎えに来て頂き、1時間程度お子さまの様子や入所についてお話をします。
【概要】
開所時間:平日(月~金)下校時~19:00、学校休暇時期 8:00~18:30
対象:小学1年生~小学6年生
【お問い合わせ】
放課後児童クラブ「もあなのいえ」
住所:横浜市都筑区中川中央1-39-11
横浜市営地下鉄センター北駅より徒歩5分
電話:045-482-3966
メール:moanahouse@moanakids.org
