日々の様子

【もあなのいえ】谷川先生と緑道でクモ観察をしてみよう

もあなのいえ 2026.06.17

今回のブログは、昨年度に引き続き谷川明男先生をお招きし、緑道でクモ観察を実施しました。

谷川先生はクモの研究者で、大学や専門学校で教鞭をとるほか、図鑑の作成や博物館への写真提供など幅広く活躍されています。日本国内の調査だけでなく海外でも調査を行い多くの新種を発見されている先生です。

そんな谷川先生と一緒に、緑道へ行き、どんなクモがいるのかを探してみました!

谷川先生と一緒に緑道に出かけ早速クモ探し開始です。
スタッフのてっちんから子ども達にミッションを2つ提示します。

1つ目「この時間でクモの種を20種見つけること」
2つ目「緑道の環境で「めずらしい」クモを見つけること」
ミッションを聞き、「去年より多く見つける!」と生き物探しスイッチが入る子ども達。

「先生!見つけた!これは何クモ?!」
「クサグモの幼体だね」

「虫は好きだけど、クモは怖いから先生捕って!」
そんなやり取りをしながら、谷川先生にクモの捕まえ方、触り方を教わっていました。

子ども達の中には昆虫は好きでも「クモだけはちょっと苦手」という子も少なくありません。
それでも、先生の話を聞きながら観察しているうちに、少しずつクモとの距離が近づいていきます。

谷川先生がクモを見つけ観察していると、子ども達も先生の横に立ち目を凝らしてクモを探します。
子ども達も見つけ「あっ!いた!」
ある子はクモの新しい種類を見つけるたびに同じ質問していました。
「このクモは毒があるの?」
「昆虫を捕まえるための毒はあるけど、人にとって危険なクモは日本にほとんどはいないよ」
先生の話を聞き、子ども達は一安心。

観察を続けていくとクモの住処にも特徴があることが分かってきました。
クモというと、巣を張り、そこへ引っかかったものを捕まえ食べているイメージがあります。
しかし実際には、自分の身を守るために葉を丸め隠れ家をを作っているクモや、土の中に巣を作って獲物が来るのを待つクモなど、それぞれに違った暮らし方をしています。
先生からそんな話を聞くと、子ども達はさらに熱が入り葉の裏や木の皮の裏、石の隙間などさまざまな場所を探し始めます。


ただ種類を見つけるだけでなく「どこに住んでいるのか」「どうやって獲物を取っているのか」「どんな性格なのか」などにも目を向けながら観察する姿が見られました。

そして観察の結果20種類にはあと少し届きませんでしたが、18種類のクモを見つけることができました!
その中でもこの環境で見られるのは比較的めずらしいとされる「メスジロハエトリ」「カネコトタテグモ」「ワキグロサツマノミダマシ」の3匹を見つけることができました。見つけるたびに子ども達は大喜びで、遠くにいる仲間を呼び、捕まえたクモを自慢げに見せる姿が印象的でした。

道中ではでクモだけでなく他の生き物を見つけるアンテナも全開です。
ニホンカナヘビを捕獲したり

せせらぎの中のザリガニにも目を光らせ、全員で力を合わせ捕獲をしていました。

今回のクモ観察では、普段なら見逃してしまいそうな小さな生き物にも目を向けることでき、身近で知らなかったクモについて専門的に教えていただくことができ、新たな発見や学びに繋がる貴重な時間となりました。

「クモは苦手だったけど、前より怖くなくなった!」「また違うフィールド、季節で谷川先生と一緒に探したい!」
そんな声も子ども達から聞こえ、子ども達にとって新しい発見や刺激にあふれた活動になったのではないでしょうか。

谷川先生、今年も貴重なお話と楽しい観察会をありがとうございました。

てっちん
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