日々の様子

【海山ビギナーズ】大磯の山と海で遊ぼう!12月16日

海山ビギナーズ 2023.12.25

今回の海山ビギナーズは、大磯の山と海で活動を行いました。

今回の活動ルートはビギナーズ参加者にとっては、かなりの長距離。

子どもたちはハイキングをしながら、どんな発見や遊びを楽しんだのでしょうか。

 

電車を乗り継ぎ、今回の活動地である大磯駅に到着しました。

「やっと着いた~!早く遊びたい!」と、子どもたちの気分は上々です!

まずは、参加者同士でおしゃべりをしながら、山に向かって住宅街を30分程歩きます。

海山ビギナーズの参加者は、もあなキッズ自然楽校の保育園(めーぷるキッズ、めーぷる保育園)卒園の子が多く、久しぶりに会う子同士で、思い出話や近況報告をして盛り上がっていました。

 

おしゃべりをしながら歩いていたので、山のスタート地点に着く頃には「もう疲れた~!」「お腹空いた!」の子も。

▽これから歩く急な上り坂を見て「ここ登るの~?!」という表情。

上り坂には、松ぼっくりがたくさん落ちていました!

「あ、松ぼっくり!」「ここにも!」「あっちにも!」と、松ぼっくりに誘われてどんどん登っていきます。

10分程歩くと、大きな松ぼっくりがたくさん落ちている公園に到着しました。

さて、子どもたちの反応はいかに?!

「うわぁぁぁ!めっちゃ大きい!」子どもたちは、大はしゃぎで松ぼっくりを拾い始めました。

▽「この松ぼっくり、アイスクリームみたい!」

松ぼっくりをボールにして、サッカーが始まりました。

松ぼっくりはトゲトゲしているので、当たると痛い!だけど、こんなスリルがある遊びが子どもたちは大好き。

楽しそうな遊びに子どもたちは敏感です。気づけば大半の子が松ぼっくりサッカーを楽しんでいました。

松ぼっくりは、お土産として1個だけ持って帰ることにしました。

▽「どれにしようかな~?」と真剣に選んでいます。

▽大切な松ぼっくりが壊れないように、慎重にリュックにしまっていました。

公園を出発し、今度は下り坂をハイキングしていきます。

▽山道の奥に何かを発見しました!興味津々で近づいてみる子どもたち…

奥には、布袋(ほてい)様がいました。

子どもたちは、挨拶代わりに布袋様の大きなお腹をタッチして、また歩き始めました。

その後も、山道を登ったり下ったりして進んで行きます。

途中「なんか匂い変わった!」「空気が冷たくなった!」と、空気の質が変わったのを感じました。

ひんやりとした山の空気が、汗ばむ身体と歩き疲れた心を癒してくれているようです。

途中、子どもたちが楽しみにしていた行動食を食べました。

「あぁ~!生き返る~!」歩き疲れて無口になっていた子どもたちに、笑顔が戻ってきました。

さらに歩き続けると、古墳時代にお墓だった場所に到着しました。

「うわぁ~お家みたい!」「俺の部屋どこにしようかな」と、穴の中を覗いてみる、子どもたち。

「思ったより広いね~」「あそこになんか虫がいる!」

「ここ、お隣と繋がってる~!」

スタッフが「ここは、昔お墓だったんだよ」と話をしますが、初見で「お家だ!」と認識した子どもたちは「昔の人はこんなお家で暮らしてたのか~」「寝るときは、その辺の草を布団にしてたのかな」「ドアないね」「俺もここ住んでみたい」と想像を膨らませながら会話を楽しんでいました。

 

さらに山頂を目指して歩きます。

「こっちから登りたい!」と、あえて急な斜面を登って進む子どもたち。

滑り落ちないように丈夫な植物を掴んだり、足を踏ん張ったり工夫しながら登るのは、平らな道を歩くより楽しいようです。

山頂に近づくと、赤と白の塔が見えてきました!

「東京タワーみたい!」「もうすぐ頂上だ~!」

山頂に着くと、すぐに鬼ごっこが始まりました。

さっきまであんなに疲れていたのが噓のようです。

走り疲れたら、芝生にごろーん。心地良い風を全身で感じていました。

ひとしきり遊んだら、大磯の景色を眺めながら、お昼ごはんを食べました。

そのあとも、帽子投げをしたり、アメ屋さんごっこをしたりして、たくさん遊びました。

 

雲が流れて、日の光が照り始めると、綺麗な虹が現れました。

「きれい~!」「お家の人にも見せたかったな~」

山頂の広場で1時間程遊んだら、次は海に向かって山を下ります。

分かれ道で「登って来た道はどっちでしょう?」とスタッフが問題を出すと、「えぇ~わかんない!」「こっちじゃない?」と記憶が曖昧な子どもたち。

海に向かって山を下るのかと思いきや、急な上り坂が何度もありました。

「本当にここ登って海に着くの~?」

「もうお茶なくなっちゃった!」「早く海で遊びたい~!」

水分補給と衣服の調整をこまめにしながら、海を目指します。

歩いていると、大きな倒木が道をふさいでいました。

倒木の上を登ったり、下をくぐったり、自分が安全だと思うルートを通っていました。

途中の地図で、今日のルートを振り返りました。

「たくさん歩いたね~」「海まであとこのぐらいか~」

山を抜けると、また住宅街に出ました。

「あ!海が見えるよ!」「海が白く見える~!」

海が見えてからは、子どもたちの歩くスピードが格段と速くなりました。

そして、山頂の広場を出発して1時間が経つ頃、ようやく海に到着しました!

「海に入って遊びたい!」「砂で遊びたい!」という子どもたちの意見で、岩場の海から砂浜の海へ移動することにしました。

ある子がマリンシューズの履き替えに手こずっていると、「俺、同じような靴持ってたから、履き方知ってるよ!」と手を貸してくれました。

枝や貝などの自然物を拾いながら、歩いていきます。

「ゼリービーンズ(ソラマメ型をした砂糖菓子)みたいな石見つけた!」

「フグいたぁぁぁ!」

子どもたちは、一目散に海に入っていきました。

全身びしょ濡れになり、寒くなったふたり。

お日様は出ていますが、全身濡れるとさすがに寒くなったようです。

上の写真の黒い服(左側)の子は、前回の活動で海に入って遊び、寒くなった経験があり「寒くなるから、今日は絶対海入らない!」と宣言していたのですが、仲間が海に入って遊んでいるのを見て、入らずにはいられなくなったそうです。

▽「寒くなるって分かってたけど、楽しかったからいいんだ。」

「動いていないと寒い!」と思ったのか、ハイハイで砂遊びを始めました。

寒くなった他の子たちも、海から上がり、砂浜で日向ぼっこを始めました。

「このまま寝れそう~」

そのあとは、砂山を作ったり、穴を掘ったり、砂遊びが盛り上がりました。

海では1時間程遊びました。

着替えをして、行動食を食べて、帰り支度をします。

この子は、足の砂を取るために草を使っていました。

先に着替え終わった仲間が目の前で行動食を食べ始め「僕も早く食べたい~」と、スピードアップ!

帰りの電車では、みんな熟睡でした。

眠い目をこすりながら施設に戻り、みんなで振り返りをしました。

今回のハイキングコースには、大磯の歴史的な建造物がいくつかありました。

子どもたちが、いつか歴史を学ぶときに「ここ行ったことある!」「これ見たことある!」と思い出してくれたら、興味や関心が深まるかもしれませんね。

 

みんと

 

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