【もあなのいえ】Universal View『ジオラマ標本①』
7月に入り、暑い日が続いています。
子ども達が「暑い~…。」とだらけているシーンを見かけることも多くなりましたが、夏は嫌なことばかりではありません。
これからの時期は子ども達が大好きな虫がたくさん出てくる季節です。
今回からのUniversal Viewではみんなが大好きな虫をテーマに、3回にわたってジオラマ標本づくりを行います。
今回はその1回目として昆虫採集を行いました。
まず初めに標本についての説明をしました。
標本にはいくつか種類があり、保存するものによって方法が異なります。
例えば、虫と魚では標本の作り方が違って、虫は乾燥させたらそのまま標本にすることができますが、魚はそのまま乾燥させると腐ってしまうので、専用の液につけて標本にするというようなものです。
また、骨だけを残す骨格標本というものも有名ですね。(博物館の恐竜はそれに当てはまります)
次に、標本を作る意味について説明をしました。
標本は研究や教育に使用するために保存される生物や鉱物のことです。
その標本を作製するために生き物の命を奪ってしまうので可哀そうだと感じますが、しっかりと処理して保存することで数十年、数百年という長い間にわたって研究の資料として残り続けるのです。
ですので、たくさん虫を捕まえてただ殺すのではなく、その生き物の死んでしまった後にも標本として活用できるように責任をもって虫を捕まえることが大切なのです。(なので今回は一人1匹~2匹というルールのもと、公園で活動を行いました。)
また、標本を残すうえで大切なものの中にラベルがあります。
標本ラベルを十分に記載していなければ、標本から十分な情報を得ることはできません。
今回は最低限の情報である『いつ』『どこで』『誰が』という3つの情報を記載します。
最後にどのような生き物が標本に適しているかの説明をしました。
「昆虫だったら標本はできるよ。でも魚とかは今回はできないよ。あと、蚊みたいに小さい虫、ゾウムシみたいに固い虫もピンで留めるのが難しいからやめた方がいいかも」
子「カブトムシは?」
スタッフ「昆虫だから大丈夫」
子「ザリガニは?」
スタッフ「ザリガニは標本の作り方が違うから、今回はなしだね」
なんとなくどんな虫が標本になるかが分かったら、いよいよ外へ出発です!
緑道の入り口に差し掛かると、子ども達はハンターに切り替わります。
自然に溶け込んでいる虫たちを簡単に見つけ出してしまいます。
「木の上にセミがいる!」
足を引っかけて…
「あーあ。全部飛んで行っちゃった…。」
これを皮切りに子ども達の虫取りは加速していきます。
この公園はよく子ども達の外遊びで使用している公園なので虫が集まる場所も知っています。
こんな高い丘でもスイスイと登って行ってしまう子どもたち。
「ここには樹液がいっぱい出る木があるから、虫がたくさんいるんだよ」
虫取りは子ども達にとっては朝飯前だったようです。
たくさんの虫を捕まえることができました!
また、今回は標本作成にあたってラベルも大切にしています。
どこで取れたかをその場で記載します。
虫取りはここで終了。
もあなのいえに戻って標本作成の下準備を行います。
生き物を個別に袋に入れてふたをします。
そして、そこに先ほど外で記入した生き物ラベルを貼っていきます。
こうすることで、どこにいた生き物なのかが分かり標本としての価値を持つのです。
▽丁寧にラベルを記入していきます。
ここまででこの日の活動は終了です。
残念ながらUniversal Viewの1日分の時間では標本を完成させることはできないので、標本とジオラマの作成は次回に持ち越しです。
子ども達は残念がりながらも、完成形を想像しながらニヤニヤ。
次回のUniversal Viewは夏休み明けになります。
みんなどんな作品を完成させるのでしょうか!
ライトマン
学童保育もあなのいえに興味のある方は、お気軽にお問合せください。
無料体験は、平日15~18時に実施しています。
もあなのいえに通う小学生の子どもたちと一緒に活動します。
保護者の方には17時頃お迎えに来て頂き、1時間程度お子さまの様子や入所についてお話をします。
【概要】
開所時間:平日(月~金)下校時~19:00、学校休暇時期 8:00~18:30
対象:小学1年生~小学6年生
【お問い合わせ】
放課後児童クラブ「もあなのいえ」
住所:横浜市都筑区中川中央1-39-11
横浜市営地下鉄センター北駅より徒歩5分
電話:045-482-3966
メール:moanahouse@moanakids.org