【海山キッズ】鎌倉の里山で遊ぼう!12月9日
今回の海山キッズは、鎌倉の広町緑地で活動を行いました。その様子をご紹介します。
まずは、鎌倉広町緑地についてスタッフから話をしました。
何度も来たことがある子もいましたが、この土地が開発予定地だったこと、市民の強い思いで開発を阻止したこと、今でも市民が主体となって保全・管理を行っていることについては、初めて知るという子が多かったです。
今回は、そんな市民の方々が大切に守ってきた緑地で遊びます。どんな発見があるのでしょう。
今回は、鎌倉広町緑地の外周コースを歩いてみました。
子どもたちは、「これは人間が作ったやつだ!」「このロープは、何のためにあるのかな?」など、人間が管理しているからこその物を見つけていました。
ロープで仕切ってあるところは「植生保護区域」といって、貴重な植物が生息している場所のようです。
木が倒れているのを発見すると「あの木は、自然に倒れたのか、人間が倒したのか、どっちかな?」と子ども同士で話していました。
木には看板が付いていて、「木の名前」「番号」「ナラ枯れ」「クイズ」などが書いてありました。
鎌倉広町緑地の眺望スポットからは、富士山や相模湾を眺めることができます。
▽「結構高いところまで登って来たんだね~!」「家が小さく見える!」
地図でルートの確認をしながら歩いていきます。
地図には色んな線があるため「この点線は、どんな道なんだろう?」とわくわくしながら進みます。
たくさん歩いて、子どもたちの足が疲れてきたタイミングで、行動食を食べました。
スタッフが、あとでもう一度行動食を食べるタイミングがあることを伝えると、「それなら半分残しておこうかな」の子もいれば、「今たくさん食べたいから全部食べちゃおうかな」という子もいて、それぞれ自分で量を考えながら食べていました。
行動食を食べてエネルギーチャージをしたら、さらに森の中を歩いていきます。
「ここにはリスが生息してるんだよ」という話を聞いて、目を凝らす子どもたち。
「あ!あれリスじゃない?!」木の上をリスがするすると登っていくのを目撃することができました。
▽どこにリスがいるでしょう?
▽写真中央の枝にリスがいました。「思ったより、しっぽ大きい!」「かわいい!」「動くの速い!」
森を歩いていると、木の根っこが階段のようになっているところがありました。
▽「ここなら、人間が階段を作らなくても降りやすいね!」
1時間半ほど歩くと、外周コースのゴール(大きなエノキの木)に到着しました。
今回は、この大エノキを拠点として、約5時間たくさん遊びます!
~木登り~
~お家ごっこ~
落ちている実を「お金」、枝を「ほうき」、茂みを「布団」に見立てながら、遊んでいました。
時間が経つと、日光が当たる場所が変わるため、布団を暖かい場所に移動するなど、自然の変化に合わせて遊びも変化させていました。
~ロープワーク~
丸い石を探して、それにロープを巻き付けたり、リースのようなものを作ったりしていました。
~昼ごはん~
木の上で食べたり、お家ごっこのお家で食べたり、遊びの延長で昼ごはんを食べました。
~斜面登り・斜面滑り~
鎌倉広町緑地のスリリングな遊びといえばこれ!
登りは丈夫な草や枝を掴んで進み、下りは勢いよく滑り降りる、子どもたちが大好きな遊びです。
斜面遊びから発展し「鬼ごっこ」が始まりました!
走って逃げるというよりは登ったり滑ったり、子どもたちは自分の身体能力のギリギリを攻めながら、遊んでいました。
▽気づけば全身土まみれ!靴の中から、たくさんの土が出てきました。
~探検隊~
斜面を登って山の頂上に着いたら、探検が始まりました。
A「枝の倒れた方向に進んでみようよ!」
B「その決め方だと、斜面の方に倒れるから、それは嫌だ~」
C「あ!こっち進めそうじゃない?!」
D「じゃ、そっちに進んでみよう!」
どこに行き着くかわくわくしながら、探検家モードで歩いていきます。
その頃、山の下では…
「あ!山の上から探検隊の声が聞こえる!」
「あ!あそこに誰か歩いてるのが見える~!」
▽草笛に挑戦!「ピー――ッ!」と音を鳴らすと、山の上にいる探検家たちにも聞こえたようです。
~たけのこニョッキゲーム~
大人数だからこそ盛り上がるゲーム「たけのこニョッキ」も楽しみました♪
この遊びの発祥は2003年のテレビ番組のようですが、20年経った今でも子どもたちに人気の遊びです。
海山の活動では、様々な学校・学年の仲間と遊ぶため、それぞれが知っている遊びのネタを出し合って遊ぶ姿があります。始めはルールを知らない子も、仲間が遊んでいるのを見て、少しずつ輪に入っていき遊びが広がります。
たくさん遊んだら行動食を食べて、帰り支度を始めます。
▽「もう一回地図見たい!」地図を広げて、今日歩いたルートや遊んだ場所を確認していました。
電車を乗り継ぎ、施設に戻ってからは、みんなで今日の振り返りをしました。
今回は、人間が管理・保全している緑地での活動だったので、自然物だけでなく人工物についても着目することができました。
また、大エノキの拠点では、遊ぶエリアが分かれていたため、それぞれのエリアで楽しんでいた遊びを知ることができました。
さて、小学生はもうすぐ冬休み。お家でゆったりするのも最高ですが、冬だからこその発見や遊びを求めて、外遊び・自然遊びに出掛けてみてはいかがでしょう。
みんと
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