【海山ビギナーズ】鎌倉の里山と海で遊ぼう!11月25日
今回の海山ビギナーズは「鎌倉の里山を歩こう」をテーマに、鎌倉広町緑地へ行きました。
メンバーは、子ども5名とスタッフ2名。少人数で、普段以上にゆったりとした活動となりました。
活動地に着いて、まずは広町緑地の印象について子どもたちに聞いてみました。
「木がいっぱいある!」「草がぼーぼーしてる!」
子どもたちの印象にあるように広町緑地には緑がたくさんありますが、実は、この場所は開発が計画された土地であるという過去があるのです。ですが、地元の人たちの「自然を残したい」という強い想いからこの土地が守られ続けたことで、現在も緑地として様々な生き物が生息しています。
さて、子どもたちはこの自然の中でどんな遊びや発見を楽しむのでしょう。
今回の遊びの拠点には、大きなエノキの木がありました。
スルスルと木に登っていく仲間を見て、写真中央の子が「ぼく、木登りしたことない…」と一言。
すると、「こうやったら登れるよ!」と仲間が見本を見せてくれました。
▽「見て!ここまで登れた!」仲間のおかげで新たな楽しみをみつけたようです。
森には落ち葉がたくさん!落ち葉シャワーも楽しみました。
スタッフが着ている服に落ち葉がくっつくことに気づいた子どもたちは、これでもかというほどの量を投げつけてきます。
次の遊び場は、山の斜面。
「うわぁ!楽しそう!登ってみたい!」の子もいれば、「怖いからやめとこう…」の子もいました。
怖がっていた子も、楽しそうに登っていく仲間を見て「やっぱり登ってみようかな」と挑戦していました。
木の根っこや頑丈な草を掴んで、一歩一歩力強く登っていきます。
落ち葉がたくさんあるところでは、足が滑るのでなかなか踏ん張れません。
どのルートなら登りやすいかを考えながら、それぞれのペースで登っていました。
30メートルほど斜面を登り、山の頂上に着きました。
▽見上げると、木のフレームから青空が!「空がきれい!よく見える!」
山の中には、いろんな形の枝がありました。この子は、コンパスのような形の枝を見つけたようです。
▽「ねぇ!この枝、ドーナツ描けそう!」
▽「スイカみたいな葉っぱがあるー!」「本当だ!めっちゃスイカじゃん!」
▽山の頂上は、風が吹いていて肌寒い!「そうだ!下に降りて、上着を取ってこよう!」
降りている途中の急斜面で「斜面滑り」が始まりました。
「うわわわわわ!めっちゃ滑る!」「楽しい~!」
上着を取りに降りていたことも忘れて、何度も滑っていました。
たくさん遊んで、お腹がぺこぺこになった子どもたちは、ようやく斜面から降りてきました。
仲間とおしゃべりをしながら、楽しくご飯を食べました。
お昼ごはんを食べ終わると、午後の活動地についてみんなで話し合いをしました。
実は、広町緑地からは、歩いて海に行くこともできるのです。
全員一致で「午後は、海で遊びたい!」となり、広町緑地をハイキングしながら海を目指すことにしました。
60分ほど歩いて、海に到着しました!
11月末の曇り空。海に入るには寒い気候ですが、子どもたちはここでどんな遊びを楽しむのでしょう。
まずは、砂遊び!
仲間と協力して大きな砂山を作ったり、泥団子を作ったりして楽しんでいました。
▽さらさらの砂だと固まらないことに気づいて、海の近くの湿っている砂を使っていました。
そのあとは、作った泥団子を海に落としてみたり、枝を海に投げて波で枝が流される様子を観察したりしていました。
波に流される枝は、進んだり戻ったり、子どもたちの予想を超える動きをしていました。
「あの枝、どこまで流れるのかな~?」「あ!また戻ってきた!」と、夢中で観察していました。
遊んでいるうちに、どんどん波打ち際に近づいている子どもたち。
▽「あ~あ~海入りたくなってきた~」「足だけ入っちゃおうかな!」
「足だけ」と言っていた子どもたちでしたが、気付けば全身びしょ濡れです!
スタッフが「寒くなるから、濡らすのは膝までにしときなよ~」と声を掛けますが、子どもたちは「全然寒くないもん!むしろ海の方があったかい!」と満面の笑みです。この時はまだ、海から上がったあとに寒くなることを知らない子どもたち。
私たちスタッフは、このあと子どもたちが「サムイ…キガエデキナイ…」となることを見越して、スケジュールを組み直すことにしました。
濡れることに吹っ切れた子どもたちは、大笑いしながら、再び砂遊びを始めました。
スタッフが「そろそろ着替えて帰ろうか~」と声を掛けると「まだ遊びたい!!」と、子どもたち。
結局、活動時間ギリギリまで遊びました。
▽遊びモードがオフになると「サ…サ…サムイ…キガエデキナイ…」スタッフの予想的中です。
スタッフの力も借りて、どうにか全員が着替え終わりました。
行動食を食べて、帰る支度をします。
行動食を頬張りながら「ナンデ、ウミ、ハイッタンダロウ、サムイ」と言っていた子どもたち。
「海に入ってるときは平気でも、海から上がったら寒くなることがある」ということを経験から学んだようです。
施設に戻ってからは、みんなで振り返りをしました。
楽しかった話がどんどん出てくる子どもたち。なんと、30分以上も話していました!
今回の活動を通じて、子どもたちが自然の心地良さや楽しさを感じ、自然の大切さについても考えるきっかけになっていたら嬉しいです。
みんと
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