日々の様子

【もあなのいえ】地球の日 『自分たちができることは?』

もあなのいえ 2022.02.09

第7回地球の日は『自分たちができることは?』というテーマで行いました。

 

まず、初めにこれまで全6回分の振り返りを行いました。

現状や原因をおさらいしてから自分たちに何ができるかを考えます。

 

「これ分かる人!」

「はい!!!」

 

みんな勢いよく手をあげ、自分が知っていることを発表します。

2~3人の記憶が集まれば、やったことの内容がほとんど完成するので驚きです。

 

第4回『森と生物の関係』では、森から生物へたくさんの恩恵を受けていることについて確認しました。

食べ物、住んでいるところ、周辺環境など人間を含めた多くの生物にとって森は重要な役割を果たしています。一方で、森林伐採や山火事など人間の生命活動によって森林が減少している事実も子ども達には伝えています。

 

そこで、ワークを1つ行いました。

実際に生物になりきって、生物目線で困っていることを考えてみました。

 

「なににしよっかなぁ~?」

ニヤニヤしながら動物になる想像と妄想が膨らんでいきます。

そして発表です。

 

「わたしはリスです。人間が木を切っていることに困っています。なぜなら自分の家が無くなってしまうからです。これからは木を大切にしてほしいです。」

「ぼくはシロクマです。人間の地球温暖化に困っています。北極の氷が溶けると住めません。これからは地球を大切にしてほしいなぁ。」

正直、ビックリしました。あの、ニヤニヤ顔からは想像もできないほどの回答です。

しっかり人間以外の生き物について考えられる目線を持っていて、とてもうれしく思いました。

また、シロクマになった子は森林減少の直接的な影響でなく、それによって起こる地球温暖化からシロクマを連想していて、想像力の豊かさに驚きました。

 

全てのまとめが終わりました。

そこで、みんなに1つ考えてほしいことを話してみました。

化石燃料の時に海洋ゴミについて学び、プラスチックを捨てないようにすると子ども達はまとめをしました。

それから、近年はプラスチック製品は紙で代用されるようになりました。

紙パックのジュースや紙のストローなど消費量が多いプラスチック製品が紙に変わってきています。

 

スタッフ「海の魚たちやウミガメは海洋ゴミの減少で守られるようになったけど、その分の紙を使ったらどうなるかな?」

子「え?オランウータンの住む所が無くなっちゃうんじゃない?」

スタッフ「じゃあ、もあなのいえは森の生き物の家を奪ってできたのかな?映像で見た違法伐採の木からできているの?」

子「んー。。。」

 

木製品のすべてが悪いわけではありません。木の良さを生かすことができるものはたくさんあるし、切って使った方が良い木もたくさんあります。

大切なのは、使っている木を選ぶことなのです。

 

違法伐採している木を購入してしまえば、その人たちの雇用を促進してしまうことに繋がる可能性があります。それは、購入者としては本意ではありませんが、値段が安かったりすることで購入されてしまうのです。

生産地や認証マークを確認することで判断できることが大切であることを話しました。

 

最後は、自分たちでできることを考えました。

 

「絵を描く紙をすぐに捨てず、描けるところが無くなるまで描く。」

「牛乳パックは工作に使って、宝物として大切にとっておく。」

「公園で遊んでいるときは木に優しくする」

 

子ども達らしい決意表明です。

 

生き物の立場に立って考えることで、物の見え方は大きく変わります。

少しでも森林を大切にしようと考えてくれたみんなの心を大切にしたいと思いました。

 

ライトマン

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