【もあなのいえ】Universal View『ジオラマ標本』

夏休みが明け、Universal Viewの活動が再開されました。
今回は2回に分けて実施した『ジオラマ標本作成』の様子をご紹介します。
~1週目~
この週は標本の作製を実施しました。
昆虫を虫ピンで留めて足や触覚、羽などの向きを固定する作業を行います。
スタッフから説明や注意を伝えたら、いよいよ虫選びです。
夏休み中や外遊びの時間で虫は捕獲しています。
なので、どの虫の標本づくりを担当するかを子ども達で話し合って決めるところから始めます。
「このカブトムシがいい!」
「セミにしようかな~」
かっこいい虫の争奪戦が少しありましたが、無事に自分が標本にする虫を決められました。
次に、標本を飾るための箱の組み立てを行いました。
今回はKEENさんよりご提供いただいた箱を使って標本を展示します。
そして、いよいよ標本を固定する作業に進んで行きます。
関節の向きや可動域を丁寧に確認しながら、虫ピンで動きを固定し、ゆっくりと好みの形へ整えていきます。
▽関節の向きを考えて丁寧に動かせば、羽もきれいに開きます!
子ども達の表情は真剣そのもの。
関節を動かして緩めていかないと気に入った方向に向けられず固定ができませんが、力を入れすぎると足や触覚が取れてしまうという、非常に繊細な作業です。
虫を傷つけないように少しずつ力を加えて、関節がスムーズに動くようにしていきます。
▽「ふぅ、やっと羽が開いたぁ。」
中には足や触覚が取れてしまった子もいます。
ですが、標本にするために捕獲した虫をですから、足が取れたくらいで捨ててしまうことは許されません。
接着剤を使用しながら、できる限りの修復を試みます。
こうして、虫の身体を固定するところまででこの週の活動が終了しました。
関節が固定される2週後のUniversal Viewを待ちます。
~2週目~
この週はジオラマを作成します。
活動が始まったらさっそく緑道へ。
自分の標本をどのような形で飾りたいかを考えながら、必要な素材を集めていきます。
▽「この枝とか使えるかもね!」「枝にカブトムシ登らせたりする?」
石、土、枝、木の皮などなど…。
標本に使いたい素材をたくさん集めることができました。
もあなのいえに帰ったら、接着剤を使ってジオラマを作成していきます。
箱の中に土を敷き、その上に自身が『こうだったらかっこいい!』と感じるレイアウトで設置していきます。
▽発泡スチロールなども使いながら、自然を表現していきます。
こうして、オリジナルのジオラマ標本が完成しました。
子ども達が意識していた自然の中での虫の躍動感がしっかりと表現されています!
ジオラマ標本作成を通して、標本を作る楽しさや難しさを感じたと思います。
子ども達が大好きな虫捕りは今後もたくさんやってほしいと思っています。
ですが、虫は生き物なのでいつかは死んでしまいます。
しかし、このように標本という選択肢が自分の中にあれば、その生き物が死んでしまった後も、より長く手元に置いておくことができるのです。
標本を作る意味や価値を子ども達に知ってもらえたことで、子ども達の遊びの選択肢が広がって行けばと思います。
ライトマン
学童保育もあなのいえに興味のある方は、お気軽にお問合せください。
無料体験は、平日15~18時に実施しています。
もあなのいえに通う小学生の子どもたちと一緒に活動します。
保護者の方には17時頃お迎えに来て頂き、1時間程度お子さまの様子や入所についてお話をします。
【概要】
開所時間:平日(月~金)下校時~19:00、学校休暇時期 8:00~18:30
対象:小学1年生~小学6年生
【お問い合わせ】
放課後児童クラブ「もあなのいえ」
住所:横浜市都筑区中川中央1-39-11
横浜市営地下鉄センター北駅より徒歩5分
電話:045-482-3966
メール:moanahouse@moanakids.org