【2023アドベンチャージャー二ー】in南相木『1日目』

2023年度のアドベンチャージャーニーを行いました！

アドベンチャージャーニーとは、参加する子どもたち自身で事前に話し合い、計画し、実行する2泊3日の旅キャンプです。
今回の参加者は4人と少数精鋭なメンバーで活動を日にちごとに活動を紹介します。

1日目

7:00ワクワクウキウキ気分で参加者が集まります。
事前会議で決まったこと・調べたことは、行き方、3日間の献立、温泉の営業時間の3つ。
計画は十分ではありませんが、子どもたちはこの落ち着き。
漫画を読むほど余裕ととれますが、これからの３日間を現実逃避しているようにも見えます（笑）

7:30ようやく重い腰とリュックを持ち上げ出発！
調べたメモを頼りに電車を乗り継いで現地まで向かいます。

電車の中では、乗り過ごさないように事前に調べたメモと電車の電光掲示板を何回も何回も見比べ乗り換えをしていきます。

途中駅で大きな天狗の顔がありましたので記念にパシャリ！
周りから視線が集まり恥ずかしそうですが、写真にはしっかりと写りたい子どもたち。

電車での移動が長いので、周りに配慮をしながら3日間の計画を「このタイミングで」進めていきます。
事前会議にて、3日間の献立はほぼ決まっていましたが子ども心と秋の空。
「どうしてもキャンプ中、手羽元が食べたい！」や「お寿司とか食べれたら最高だよね！」とキャンプへの楽しみが膨らみます。

計画通りに目的の駅に到着！駅からは車で移動し近くのスーパーに向かいます。

13:00スーパーでは3日間の食材を購入します。
事前の会議や電車で決めた食材を探しにスーパーを練り歩きます。
時には計画していたものが売っていない場合も。その場で別のプランを考え商品を探します。

「これ美味しそうじゃない？！」
「そんな贅沢はできないよ。3日分だから節約しないと…！」
喉から手が出るほど欲しくて食べたいですが食費として使えるお金には限りがあります。

スタッフも買い出しが終わり車に戻ってみると雰囲気が重たいような。

買い物中に計算をしていましたが、どこかで計算を間違えてしまい予算を余らせて買い物を終えてしまったそうです。
事前会議にてスタッフから持ち物(計算機)を持ってきた方がいいとアドバイスをしたにもかかわらず、忘れてしまいました。車の出発時間があるので追加の買い出しをせずにキャンプ場に向かいます。
その後の車の中では4人からボヤキが聞こえてきます。「もう少しお肉買えたなぁ～、お菓子、飲み物も…。」
子どもたちからでも目に見える失敗だったので身に染みたようでした。

14:30キャンプ場に到着！
アドベンチャージャーニーでは、「自分のことは自分でやる」スタイルなのでスタッフから必要以上の指示はありません。
遊ぶことも大切ですが、遊びすぎてしまうと後で痛い目に合う可能性があります。
そのことは、前年度のブログや経験者の話から子どもたちも分かっているみたいです。
早速テントの設営。手慣れた様子でテントを組み立てます。

16:00よく燃える白樺の皮や食べられるクルミ、栗を求めて周辺探検。

今年はクルミが豊作！子どもたちはポケット一杯にクルミを詰めてキャンプ地に戻ります。

17:30夕飯の準備が始まります。
メタルマッチを使ってシャカシャカシャカ…。火花が起こりますが、白樺の皮に火が移りません。
今日の献立は、焼き鳥！火がつかないと食べることができないメニューです。

火をつける基本として細い木から段々太い木を入れ火を育てていく必要があります。
良く燃える白樺の皮であっても、それ自体を細かくしなければ時間がいくらあっても火はつかないでしょう。
10分ほど時間が経ちある子から「前回のキャンプでティッシュが良く燃えたから沢山持ってきたんだった！」
リュックから大量のポケットテッシュが出てきました（笑）子どもなりの生きるための知恵、準備を見ることができました。

火が安定してきたので、釜戸を任せ暗闇の中で鶏肉を串に刺していきます。
ヘッドライトが無いと手元も見えない暗さ。
そして標高約1000ｍの場所なので日が出てないと寒い。手がかじかんで調理が中々進みません。

焼き鳥の良い匂いがしてきました！鳥は良く火を通さないと、お腹が痛くなるので焼き色を丁寧に見ていきます。

焼き鳥と同時進行でお釜でご飯を炊いていきます。
子どもたちが事前会議で想像していたよりも時間に余裕があり、計画通りに物事が進みます。

が…。

スタッフ「なんか焦げてる匂いしない？煙の色が濃いけど大丈夫？」
子どもたち「なんかやばくない？！急いで火から上げよう！」
「軍手ある？！反対側の取っ手持って！」
「軍手してるけど熱くて持てない！」
「棒とかで支えて早く引き上げよう！」
余裕のある雰囲気から一転しドタバタするひと時でした。

ご飯の出来上がりがこちら！お釜の底が丸焦げでした。
お米を水に浸す時間不足や水分量、火加減などの原因だと考えられます。

それでも、食べられることに感謝しつつ、今回の学びを次に生かします。
19:30頃いただきます！
焼き鳥が子どもたちの予想以上に上手くできたのでご飯も残すことなく食べることができました。

食べることに夢中になっている子どもたちですが、その裏側ではやりっぱなしの調理器具や出しっぱなしの食材たち。
このままでは、夜動物に荒らされてしまうので、しっかり片づけをして各自まったりタイム。

21：30頃テントで就寝。
あっという間に1日目の活動が終わりました。1日目一見順調に進んだように見えましたが事前に準備・計画・調べ不足でカバーできる箇所に壁を感じているようでした。2日目も不便な環境であることに変わりありません。一緒に活動するメンバーで折り合いをつけながらアドベンチャージャー二ーならではの生活を楽しんでほしいです。

▽アドベンチャージャーニー1日目の活動の様子はコチラ！

てっちん

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