【冬の冒険キャンプ2023】~ナイトプログラム編~Vol.2
冬の冒険キャンプ2023のブログ第2弾は『ナイトプログラム』です。
ナイトプログラムは夕食を食べ終えてからお風呂までの1時間程度の時間を使って遊んじゃおう!というプログラムで、1日目、2日目、3日目の夜に行いました。
遊ぶ場所に街灯などはなく、それぞれのヘッドライトと腕に巻くサイリウムが自分の場所を知らせる目印になります。
暗闇だからこそできる遊びを満喫している様子をご紹介します。
【1日目】
初日のナイトプログラムは行きたい子だけが参加できる形式にしました。
出発前には、初めてこのキャンプに参加した子たちの行きたい気持ちと不安な気持ちが表情から伝わってきました。
「え、これから外行ったら暗いから怖いんだけど…」
「こんな時間に外で遊ぶってホント?」
一方、昨年度にこのキャンプに参加している子たちはナイトプログラムの参加に躊躇がありません。
「早く外行こうよ!!」
「もう玄関で待ってていいの?」
子どもたちの中でナイトプログラムに対する気持ちの温度差がある状態で外に出発しました。
▽宿の外は月明かりがあってほんのりと明るくなっていました。ここにはまだ街灯もあります。
さて、遊ぶフィールドに到着しました。
周りは木に囲まれているので月の明かりも入りにくくなり、辺りは真っ暗です。
そんな中で安全に遊ぶために必要なアイテムがヘッドライトとサイリウムです。
昨年もサイリウムを使用したので、昨年参加した子たちは「あー、光るあれね!!」と誇らしげに初参加の子たちに教えてあげていました。
子どもたちにサイリウムを渡し、いざ点灯です。
「俺、赤だった!」
「きいろーーーーーーーー!!」
「ピンクっぽい!」
暗闇に光るサイリウムに子どもたちのテンションが上がります!
そこからはヘッドライトも使いながら様々な遊びが展開されました。
まずは日中に作った大きな雪玉を丘の上まで運んでみることにしました。
やはり大きな雪玉は重く、丘の上まで運ぶのには苦労していました。
また、『ヘッドライトだるまさんがころんだ』もやってみました。
こちらはヘッドライトに照らされているうちは動くことができないというルールです。
遠回りをして照らされないところを探したり、前の人の影を利用して前に進んだり、それぞれが工夫しながらゴールを目指しました。
▽真っ暗な中に雪と子どもたち。みんなが止まって静かになれば、そこには風の音しかありません。
こうして1日目のナイトプログラムが終わりました。
宿までの帰り道。
「今日めっちゃ楽しかったね」
「部屋で待ってる人が明日みんな来たら、俺たちが使えるサイリウム減るから、楽しくなかったことにするか」
「たしかに!」
自分たちが使ったサイリウムを雪の中に隠し、部屋にいた人たちにばれないように興奮を隠しながら帰る子どもたち。
各部屋からは「まぁ別に楽しくなかったけどね…」という話し声が聞こえてきていました。
▽雪の中に隠したみんなのサイリウム。カラフルできれいですね!
【2日目】
この日のナイトプログラムは全員参加で『宝探しwithゾンビ』を行いました。
要領は鬼ごっこのような感じなのですが、逃げる人はヘッドライトをつけてトレジャーハンターに、鬼はゾンビになってハンターを捕まえに行きます。ただ、ゾンビはヘッドライトで照らされているうちは動くことができないというルールです。
だんだんと迫りくるゾンビに怯えながら、宝を探すハンターたち。(お宝は雪に埋まったOS-1のペットボトルです(笑))
ハンターはスタートしているにも関わらずゾンビが気になって全くお宝の捜索を始められません。
というのも、地面を探すとゾンビに当たっている光が外れてしまい、ゾンビに襲われてしまうので、ひとまずずっとゾンビを照らしておこうという作戦のようです。
すぐ時間切れになり、結局、ハンターとゾンビを何度変えてもお宝が見つかることはありませんでした。
最後は全員でピョンピョン跳ねながら宝探しです。(跳ねるのは楽しそうなので追加でルールをつけてみました(笑))
雪の地面はグラウンドのように反発せず、足が沈んでしまうので、飛び跳ねるのも大変です。
ですが、最終的にはなんとかお宝を見つけることができました。
雪の中に隠されたペットボトルを見つけるという難易度の高い遊びでしたが、高いレベルであったことが子どもたちのやる気を掻き立てたようでした!
【3日目】
ナイトプログラム最終日。
この日は肥料の袋を使ったそり滑りに挑戦しました。
場所は宿の近くの使われていないゲレンデなので、傾斜もかなりのものです。
まずは滑るコースづくり。
みんなで列を作ってずりずりと進みながらコースを作っていきます。
そこからはひたすらソリ滑りをしました。
滑るのは一瞬ですが、そこからスタート位置まで登るのが大変です…。
▽「ハァ…。楽しいけど…疲れる…。」
▽大人も全力で楽しみます!!
一方、ソリ滑りの傍らでは、雪の板を使って作品作りをやっていました。
冷えて固まった雪の表面は板状になっていて、手袋をごしごしすると形を作ることができます。
▽魚が完成!ヒレやしっぽが雪で上手に表現されています。
この子はスタッフに雪の作品のプレゼントをくれました。
子「ねぇねぇ、これあげる」
スタッフ「おーありがとう!」
子「上手にできたの!」
スタッフ「そうなんだ!だけど、これなーに?」
子「ぎょうざ」
スタッフ「餃子!?!?」
たしかに餃子と言われたらそれにしか見えませんね(笑)
※この餃子は宿まで持っていき、帰る直前まで大切に持っていました(笑)
こうして3日間のナイトプログラムが終わりました。
真っ暗な中での遊びだけでも楽しいのに、そこにライトと雪があったらもっと楽しくなってしまう!子どもたちは寒さが気にならないほどの楽しさを感じることができたのではないかと思います。
また、『宿に残った子たちには言わない』という、この楽しさを独り占めしたい気持ちが溢れてしまうほど、子どもたちにとっては参加したメンバーだけの特別な時間になりました。
最後に!
これに参加した子たちから「ライトマンも絶対に誰にも言っちゃだめだからね!」と言われておりますので、この記事を読んでいる皆さまもこのことは他言無用でお願いします(笑)
ライトマン
▽当日の活動の様子はコチラ!
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