日々の様子

【海山キッズ】焚火を楽しもう♪ 1月20日

海山キッズ 2024.02.02

今回の海山キッズは、国府津の海岸で焚火をメインに活動を行いました。

横浜から電車を乗り継ぎ国府津駅へ!電車を降りる前から雨がパラパラと降りだしスッキリしない天気。
レインウェアを着て海岸に向かいます。活動場所に行ってしまえば高架下なので雨に濡れず快適に過ごすことができます。
国府津の海岸に到着し早速活動が始まります。焚火台を、6人ほどで取り出そうとするくらいやる気満々な子ども達。やる気が空回りして中々出てきませんでした(笑)

「一旦落ち着こう」ということでスタッフ(ライトマン)から道具の紹介をします。
ライトマンが話していますが、子どもたちの目線は自分が使いたい道具に釘付けです(笑)
使い方と注意点を伝え、その後の活動の進め方を子どもたちに任せます。

説明が終わったとたん自分の使いたい道具に飛びつくのだと思っていましたが、意外に冷静な子ども達。
流石に危ないものだと分かっているのでしょう。 説明を聞いていた友達と何を使いたいかを話し合い進めていきます。

無事に子ども達だけで使いたい道具を分けることができ、火起こし開始!
今回の火の起こし方は、メタルマッチを使用します。 メタルマッチとは、マグネシウムの棒をストライカーで擦り火花を散らす道具です。
まず火口として、繊維の細かなものが火花が移りやすいため、今回はコットンパフを使用します。「コットンパフは数に限りがあるから、次のことを考えて準備してから…」話しが終わる前から目の前の事に集中する子ども達。 スタッフは少し離れたところで見守ります。

「火が付いた!!」

急いで焚火台の中に火種と焚き付け用の杉の皮を一緒に入れ様子を見ます。

しかし、喜びもつかの間。 あっという間に消えてしまいました。
何度か繰り返し、コットンパフの在庫も底を突いてしまいます。 「火が付かない…。」

そこで、スタッフ(ほっしー)から助け舟を出します。杉の皮とメタルマッチを使用し難無く火を起こす姿を見せてくれました。そして、小さな火をどう大きく育てていけば良いかのヒントを話してくれました。

火が付いた時のために、ナイフや鉈を使って薪から小割を削りだしていきます。
火が付いた時のために、薪から小割を削りだしていきます。
「火を付けるための投資だからたくさん作ろう!」火が付くイメージができたのか、やることが変わり前向きに進めていきます。

ほっしーが使っていた火口のように杉の皮を細かくし、火起こしに再挑戦!


「投資で作った小割を惜しみなく使おう!」「空気を送り込め~!」一瞬慌ただしい時間となります。

小さな火種から段々大きくすることができ、無事火を起こすことができました。火が付くと各所で遊んでいた子どもたちが自然と集まってきます。火を付けるのに1時間近くかかってしまいましたが、どうしたら火を起こすことができるのをじっくり考え試行錯誤したことは子ども達にとって充実した時間だったのではないでしょうか。

ここからは火が消えないように見守りながら火遊びタイム♪


活動をしてお腹が空きせっかく火があるので、お弁当のおかずに焼き色を付けたり、燻製にしてみたりとより美味しくいただきます!

午後からは、子ども自身がやりたいことを遊び尽くす時間♪アウトドアナイフを使ってフェザースティック作り。簡単そうに見えて、ナイフの角度や力加減が難しいため苦戦する子ども達。

もちろん海でも遊びます。

「海には絶対に入らない」と言っていた子ども達ですが…。靴が濡れ、足が濡れ、ズボンが濡れ、結局全身びしょ濡れ(笑)

「寒い」と言い海から上がってきた子どもが焚火の前で暖をとります。

子どもA「暖まる~!」
子どもB「お尻から湯気出てるよ(笑)」
子どもA「嘘!? でも焚火から離れると寒いから恥ずかしいなんて言ってられない!」
スタッフ「あんまり近づきすぎないようにね!ズボンのお尻に穴開くよ~」

帰る仕度の前に子どもたちお待ちかねの焼きマシュマロの時間♪
ですがその前に、小割にした木くずが地面に落ちているのでお掃除!

スタッフからマシュマロを貰い、枝に刺して丁寧に焼いていきます!外側は奇麗なきつね色に、中身はトロっとなるよう絶妙な焼き加減を目指します。気を抜くと丸焦げに。

甘くて美味しいマシュマロに大満足の子ども達。

もあなのいえに戻り活動の振り返りをします。
一緒に活動した友達の顔が見えるよう丸くなり、火起こしや道具を使ってみての感想、思い出に残っている遊びを共有します。
子ども達からは、「火を起こすのが大変だった」
「もっと大事にコットンパフを使えばよかった」
「火がついても燃やせるものが無いと火が大きくならないから準備って大事」
「火が暖かった!」
「暖かいお弁当のおかず、焼きマシュマロが美味しかった!」
「初めてナイフに触って怖かったけど楽しかった」
とそれぞれの感想を教えてくれました。

毎日の暮らしの中では、スイッチ1つで暖がとれたり、明かりがついたり、温かいお湯が作れる便利な時代になりました。 今回の活動では、そんな便利な時代に不便なやり方で火を起こしました。 実際にやってみると上手くいかないことだらけだったのではないでしょうか。 その中で、周りにいる友達と考え、工夫を凝らし、時にはスタッフの知恵・技術を学び、野外での活動がより快適になるような体験ができました。日頃当たり前と思っていることが有難いことだと感じる活動になりました。

てっちん

学生インターン募集のご案内

もあなキッズアースビレッジでは、小学生対象をとした学童保育、神奈川県内各地での自然体験活動を一緒にサポートしてくださる学生インターンを募集しています。
海や山などの大自然のなかの学校外教室で、のびのびと遊ぶ小学生たちと一緒に活動してみませんか?
インターンシップの募集案内詳細はこちらをご確認ください。

https://moanaearthvillage.com/news/internship/

【お問い合わせ】

放課後児童クラブ「もあなのいえ」
住所:横浜市都筑区中川中央1-39-11
横浜市営地下鉄センター北駅より徒歩5分
電話:045-482-3966
メール:moanahouse@moanakids.