【海山キッズ】大磯の森で遊ぼう!3月9日

今回の海山キッズは、大磯の森で活動しました。
天気は快晴。暖かい日差しが木々の間から差し込んでいます。
花粉症の人にとっては辛い気候ですが、海山の活動にはもってこいの天気です!
子どもたちは、どんな遊びを楽しむのでしょう。
活動拠点まで山道を歩いていきます。
活動拠点に到着!
目をつぶり、今日のフィールドを全身で感じてみます。
鳥の声、水が流れる音、ひんやりとした空気、足元(土)の感覚…。
いつも遊んでいる人工的なフィールドとの違いを感じることができました。
【お昼ごはん】
遊び始める前に、お昼ごはんを食べる子どもたち。
まだ10時前ですが、朝早く集合した子どもたちはお腹が空いたようです。
地面が濡れていたので、立って食べている子もちらほら。
室内なら「座って食べなさい」と言われるのでしょうが、ここでは「立って食べる」ことは「ズボンを汚さないための工夫」なのです。
倒木にみんなで座ると、体重が重たいスタッフの方に傾きます。笑
「うわぁぁぁ!」「弁当落ちる~!」
お弁当が落ちないように、足でバランスを上手く取りながら、慎重に食べていました。
【ぷにぷに発見!】
ごはんを食べ終わり、レジャーシートの上を歩いていると…
「うわぁ!気持ちいい~!」「ぷにぷにしてる!」
地面が濡れて、泥になっている場所を発見したようです。
子どもたちに「みんと(スタッフ)もやってみなよ!」「めっちゃ気持ちいいから!」と誘われ、私も足踏みしてみましたが、想像以上にぷにぷに?トロトロ?していて、気持ちよかったです。笑
泥で汚れたレジャーシートは、川で洗って、木の枝に干しておくことに。
森には、水道も物干し竿もありませんが、工夫次第で快適に過ごすことができるのです。
【ナイフワーク】
海山の活動で、毎回人気のナイフワーク。
削りやすそうな枝を拾って、黙々とナイフで削っていきます。
「あ、折れちゃった!」
「この枝、硬くて削りにくい…」
「もっと太い枝にしたらよかった~」
思い通りにならないとき、「どうすればいいかな?」と考えることも、「違う枝を拾って、もう一回やり直そう!」と再チャレンジすることも、「ナイフするのやーめた!」と別の遊びを始めるのも、選択するのは子どもたち自身です。
誰かに「やらされる」ではなく「自分で考えてやる」からこそ、子どもたちの遊びや学びが深まります。
枝を削って作った「剣」を葉っぱに刺して、完成度を確認しています。
「おぉ!いい感じ!」
この子は、仲間がナイフを使っているのを見て、興味が湧いたようです。
「ハンバーグ食べるときは、いつもナイフ使ってるんだけどな~。」
「木を切る(削る)のは初めてだからドキドキする。」と教えてくれました。
女の子たちもナイフワークに挑戦していました。
お迎えに来た保護者の方が「うちの娘がナイフワークをしているなんて想像できないです!見てみたかったなぁ~」「女の子たちでナイフワークってカッコイイですね!」とお話しされていました。
今となっては当たり前のことですが、遊びや挑戦に大切なのは、性別ではなく「やってみたい気持ち」です。
【森には楽しい素材がたくさん!】
この子たちは、自然物を使って「お家ごっこ」を楽しんでいます。
木の実を見つけて、「これは、お家ごっこのマメにするの!」と教えてくれました。
森を探検しながら、葉っぱや枝を集めて、様々なものに見立てて遊んでいます。
この子たちは、一年前の海山でもここでお家ごっこをしていたので、どんな植物がどこにあるのか覚えていたようです。
こちらは、自然物で「野球」をして遊んでいます。
バットが枝で、ボールは…泥団子!!!
「泥団子ボール」がヒットすると、団子が割れて、泥が周りに飛び散ります。
「うわぁ!めっちゃ泥ついた~!でも、着替えあるから大丈夫!」
着替えがあることで、子どもたちの遊びはどんどんダイナミックになっていきます!
(※保護者のみなさん、いつもお洗濯ありがとうございます。)
川遊びも盛り上がりました。
数日前の雨の影響で、川が増水していたので、子どもたちは靴が濡れないように試行錯誤して遊んでいました。
ときには、遊びの延長でやったことが、相手の怒りに触れてしまうことも。
そして「やられたらやり返す」子どもたちの真剣勝負が始まります。
真剣勝負は「相手の気持ち」と「自分の気持ち」に気付く大切なチャンス。
スタッフは、良し悪しではなく「どんな気持ちになったのか」ということにフォーカスして関わります。
【斜面登りチャレンジ】
こちらは、斜面を登るときに、手をつかずに登るという遊びをしています。
初級・中級・上級コースを子どもたちで決めて、何度も転がりながら、クリアを目指していました。
「やってみたいけど…落ちるのが怖い」という仲間のために、木にロープを巻いているふたり。
ロープに、どのぐらい重さがかかっても大丈夫か、みんなで引っ張って確認しています。
そのロープのおかげで、やってみたいと言っていた子もクリアすることができました!
私(みんと)も斜面登りにチャレンジしてみました。
ロープを使わずに登っていると、「せっかくだからロープ使って登ってよ!笑」と子どもたち。
子どもたちから、いたずらを仕掛けられる予感がしたので、ロープを信頼せずに登ってみたら、大正解!
みんと「よしっ、登れた~!」
仕掛け人A「(残念そうに)あ~あぁ~」
仕掛け人B「みんとが持ってるロープほどこうとしてたのにな~笑」
仕掛け人C「みんとが川に転がり落ちて、全身びょ濡れになるの見たかった~」
これまでの海山の活動で、子どもたちから色んないたずらを仕掛けられてきたので、ようやく察知できるようになりました。
【帰り道】
こうして、森の中で約5時間。たくさん遊びました!
子どもたちお楽しみの「行動食」を食べて、帰る支度をします。
来たときとは違うルートで、森を探検しながら駅まで歩きます。
施設に戻ってから、今日楽しかったことや発見したものをみんなで話しました。
今年度の海山キッズは、これでおしまいです。
1年間の活動を通して、新しい仲間ができたり、初めての挑戦をしたり、新たな発見があったり、子どもたちはまたひとつ心も身体も大きくなったように感じます。
これも、豊かな自然、一緒に遊ぶ仲間、そして送り出してくれる保護者のみなさんのおかげです。
ありがとうございました!
~今年度で海山を卒業する6年生やお引越しする仲間へ~
一緒に活動できて本当に楽しかったです!
また、どこかの海や山で会えることを楽しみにしています。
みんと
学生インターン募集のご案内
もあなキッズアースビレッジでは、小学生対象をとした学童保育、神奈川県内各地での自然体験活動を一緒にサポートしてくださる学生インターンを募集しています。
海や山などの大自然のなかの学校外教室で、のびのびと遊ぶ小学生たちと一緒に活動してみませんか?
インターンシップの募集案内詳細はこちらをご確認ください。
https://moanaearthvillage.com/news/internship/
【お問い合わせ】
放課後児童クラブ「もあなのいえ」
住所:横浜市都筑区中川中央1-39-11
横浜市営地下鉄センター北駅より徒歩5分
電話:045-482-3966
メール:moanahouse@moanakids.