日々の様子

【海山キッズ】大磯の森で遊ぼう!3月9日

海山キッズ 2024.03.14

今回の海山キッズは、大磯の森で活動しました。

 

天気は快晴。暖かい日差しが木々の間から差し込んでいます。

花粉症の人にとっては辛い気候ですが、海山の活動にはもってこいの天気です!

子どもたちは、どんな遊びを楽しむのでしょう。

 

活動拠点まで山道を歩いていきます。

活動拠点に到着!

目をつぶり、今日のフィールドを全身で感じてみます。

鳥の声、水が流れる音、ひんやりとした空気、足元(土)の感覚…。

いつも遊んでいる人工的なフィールドとの違いを感じることができました。

 

【お昼ごはん】

遊び始める前に、お昼ごはんを食べる子どもたち。

まだ10時前ですが、朝早く集合した子どもたちはお腹が空いたようです。

地面が濡れていたので、立って食べている子もちらほら。

室内なら「座って食べなさい」と言われるのでしょうが、ここでは「立って食べる」ことは「ズボンを汚さないための工夫」なのです。

倒木にみんなで座ると、体重が重たいスタッフの方に傾きます。笑

「うわぁぁぁ!」「弁当落ちる~!」

お弁当が落ちないように、足でバランスを上手く取りながら、慎重に食べていました。

 

【ぷにぷに発見!】

ごはんを食べ終わり、レジャーシートの上を歩いていると…

「うわぁ!気持ちいい~!」「ぷにぷにしてる!」

地面が濡れて、泥になっている場所を発見したようです。

子どもたちに「みんと(スタッフ)もやってみなよ!」「めっちゃ気持ちいいから!」と誘われ、私も足踏みしてみましたが、想像以上にぷにぷに?トロトロ?していて、気持ちよかったです。笑

泥で汚れたレジャーシートは、川で洗って、木の枝に干しておくことに。

森には、水道も物干し竿もありませんが、工夫次第で快適に過ごすことができるのです。

 

【ナイフワーク】

海山の活動で、毎回人気のナイフワーク。

削りやすそうな枝を拾って、黙々とナイフで削っていきます。

「あ、折れちゃった!」

「この枝、硬くて削りにくい…」

「もっと太い枝にしたらよかった~」

 

思い通りにならないとき、「どうすればいいかな?」と考えることも、「違う枝を拾って、もう一回やり直そう!」と再チャレンジすることも、「ナイフするのやーめた!」と別の遊びを始めるのも、選択するのは子どもたち自身です。

誰かに「やらされる」ではなく「自分で考えてやる」からこそ、子どもたちの遊びや学びが深まります。

 

枝を削って作った「剣」を葉っぱに刺して、完成度を確認しています。

「おぉ!いい感じ!」

この子は、仲間がナイフを使っているのを見て、興味が湧いたようです。

「ハンバーグ食べるときは、いつもナイフ使ってるんだけどな~。」

「木を切る(削る)のは初めてだからドキドキする。」と教えてくれました。

女の子たちもナイフワークに挑戦していました。

お迎えに来た保護者の方が「うちの娘がナイフワークをしているなんて想像できないです!見てみたかったなぁ~」「女の子たちでナイフワークってカッコイイですね!」とお話しされていました。

今となっては当たり前のことですが、遊びや挑戦に大切なのは、性別ではなく「やってみたい気持ち」です。

 

【森には楽しい素材がたくさん!】

この子たちは、自然物を使って「お家ごっこ」を楽しんでいます。

木の実を見つけて、「これは、お家ごっこのマメにするの!」と教えてくれました。

森を探検しながら、葉っぱや枝を集めて、様々なものに見立てて遊んでいます。

この子たちは、一年前の海山でもここでお家ごっこをしていたので、どんな植物がどこにあるのか覚えていたようです。

 

こちらは、自然物で「野球」をして遊んでいます。

バットが枝で、ボールは…泥団子!!!

「泥団子ボール」がヒットすると、団子が割れて、泥が周りに飛び散ります。

「うわぁ!めっちゃ泥ついた~!でも、着替えあるから大丈夫!」

着替えがあることで、子どもたちの遊びはどんどんダイナミックになっていきます!

(※保護者のみなさん、いつもお洗濯ありがとうございます。)

 

川遊びも盛り上がりました。

数日前の雨の影響で、川が増水していたので、子どもたちは靴が濡れないように試行錯誤して遊んでいました。

ときには、遊びの延長でやったことが、相手の怒りに触れてしまうことも。

そして「やられたらやり返す」子どもたちの真剣勝負が始まります。

真剣勝負は「相手の気持ち」と「自分の気持ち」に気付く大切なチャンス。

スタッフは、良し悪しではなく「どんな気持ちになったのか」ということにフォーカスして関わります。

 

【斜面登りチャレンジ】

こちらは、斜面を登るときに、手をつかずに登るという遊びをしています。

初級・中級・上級コースを子どもたちで決めて、何度も転がりながら、クリアを目指していました。

「やってみたいけど…落ちるのが怖い」という仲間のために、木にロープを巻いているふたり。

ロープに、どのぐらい重さがかかっても大丈夫か、みんなで引っ張って確認しています。

そのロープのおかげで、やってみたいと言っていた子もクリアすることができました!

 

私(みんと)も斜面登りにチャレンジしてみました。

ロープを使わずに登っていると、「せっかくだからロープ使って登ってよ!笑」と子どもたち。

子どもたちから、いたずらを仕掛けられる予感がしたので、ロープを信頼せずに登ってみたら、大正解!

 

みんと「よしっ、登れた~!」

仕掛け人A「(残念そうに)あ~あぁ~」

仕掛け人B「みんとが持ってるロープほどこうとしてたのにな~笑」

仕掛け人C「みんとが川に転がり落ちて、全身びょ濡れになるの見たかった~」

 

これまでの海山の活動で、子どもたちから色んないたずらを仕掛けられてきたので、ようやく察知できるようになりました。

 

【帰り道】

こうして、森の中で約5時間。たくさん遊びました!

子どもたちお楽しみの「行動食」を食べて、帰る支度をします。

来たときとは違うルートで、森を探検しながら駅まで歩きます。

 

施設に戻ってから、今日楽しかったことや発見したものをみんなで話しました。

今年度の海山キッズは、これでおしまいです。

1年間の活動を通して、新しい仲間ができたり、初めての挑戦をしたり、新たな発見があったり、子どもたちはまたひとつ心も身体も大きくなったように感じます。

これも、豊かな自然、一緒に遊ぶ仲間、そして送り出してくれる保護者のみなさんのおかげです。

ありがとうございました!

 

~今年度で海山を卒業する6年生やお引越しする仲間へ~

一緒に活動できて本当に楽しかったです!

また、どこかの海や山で会えることを楽しみにしています。

 

みんと

 

 

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