日々の様子

こどもスタディツアー『北の大地でカムイを学ぼう in北海道』事前学習編

こどもスタディツアー 2024.04.17

今回は、昨年に引き続いて2回目となる『こどもスタディツアー』の活動の様子をご紹介いたします。

22年度は沖縄で活動をしましたが、今年度は北海道東川町で活動を行いました。北海道での開催は初となります。

 

北海道でスタディツアーを行う目的は大きく3つ。

・北海道ならではの自然を感じる、体験すること

・北海道の文化を体験すること

・アイヌ文化を学び、文化のあり方や多様さについて考えること

 

学年やこれまでの経験が違うので、理解できる範囲にも差はあるでしょう。

ですが、子ども達それぞれの視点で理解し、何かを感じ、今回の経験が考えるきっかけになることが大切なのです。

 

また、少しでも現地での理解を深められるように事前学習会を3回行い、基礎的な知識を持って北海道に向かいます。(全く情報のない状態で北海道の博物館などに行ってもチンプンカンプンだと思うので(笑))

本ブログでは、事前学習会の様子をお伝えします!

 

【事前学習会】

まず、初回の事前学習会ではアイヌ民族文化財団よりアイヌ人である 宇佐 照代さんをお招きし、アイヌ民族について教えていただきました。(貴重な機会ですので、もあなのいえの子たちも事前学習の子たちに混ざって参加しました。)

もあなのいえでも人気なマンガである『ゴールデンカムイ』の登場人物と同じ服装をした宇佐さんの登場に驚きながらも、興味津々な様子。

 

アイヌの文化や言葉、歴史などについて教えていただき、アイヌ民族の考え方や生活の様子に子ども達は感銘を受けている様子でした。

▽映像からアイヌと生き物の関係性、現代社会に生きるアイヌ人の気持ちを学びました。

 

後半ではアイヌの楽器である、ムックリ、トンコリの演奏を聴かせていただきました。

普段聞いているポップな音楽とは音程の構成やリズムが違います。

 

アイヌの儀式の中で踊られる踊りも教えていただきました。

アイヌ民族は生活の中で動物や植物、自然環境への感謝を踊りにすることが多いようです。

この感謝や儀式などを大切にしている感覚は、現代社会の中で生活していると忘れてしまっている人も多いように思います。アイヌ民族が生活の中での感謝や自然との共存を大切にしていることを子ども達も感じたと思います。

 

2回目、3回目の事前学習では、『北海道とは?』『アイヌとは?』をとことん深めていきました。

 

言わずもがなですが、北海道は大きいし寒いです。

それは子ども達は知っていますが、実際に自分たちが住んでいる地域とどれくらいの差があるのかは知らないと思います。

 

スタッフ「神奈川県の端から端を3往復しても北海道の端から端まで届かないんだよ」

子「えーーーめっちゃでかいじゃん!!」

スタッフ「北海道は道路の線が雪で見えなくなるから、看板で線の場所が分かるようになっているんだよ」

子「へんなの」

スタッフ「日本で『寒かった日ランキング』の上位はほとんどが北海道なんだよ。ライトマンの友達はまばたきしたらまつ毛が凍っちゃって目が開かなくなったこともあるんだよ!」

子「ヤバーい!私も北海道に行ったら気をつけなくちゃ!」

 

他にも動物注意(クマ、シカなど)の看板、縦型の信号機、地域限定のコンビニ、家の横には灯油タンクなど、北海道ならではの生活様式や文化を学びました。また、そこに住んでいる生き物や地域のお祭りなども紹介しました。

子ども達は、自分が住んでいる地域にあるものや文化が標準になっていますが、地域が変わればそこでの生活に合った形になります。

 

こうして北海道の様々な情報を持って、いざ北海道へ。

写真や動画を見ながらの事前学習でしたが、本物を自身の目で確認することで子ども達はどのようなことを感じるのでしょうか。

 

次回は北海道での活動の様子をご紹介します。

お楽しみに!!

 

ライトマン

 

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